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AI COLUMN

最先端AIが19日間止まった──「AIはインフラ」時代の備えを考える

2026.07.28

AI COLUMN

2026年6月、AI業界で異例の出来事がありました。
米Anthropic社が6月9日に公開した最先端モデル「Claude Fable 5」が、わずか3日後に米当局の輸出管理命令で停止。
再開したのは7月1日、実に19日間の停止でした。
今日はこの事件から、経営者が学ぶべき「AIはインフラ」という視点の話をします。

何が起きたのか

停止の理由は、安全対策の抜け道が研究者によって報告されたことを受けた、当局の措置でした。
その後、開発元が対策を講じ、6月30日に命令は解除。
翌7月1日から、一般向けの安全版と、審査を通った組織だけが使える版という二段構えで提供が再開されています。

6月9日の公開から7月1日の再開まで、19日間だけ列が空いた図。使えなかった19日間を空白で示している。

注目したいのは、この間に世界中の企業で起きたことです。
このAIを業務に組み込んでいた会社ほど、仕事の流れが乱れました。
「AIが止まると、仕事が止まる」——電気や通信と同じ、インフラの顔をAIが持ち始めた瞬間でした。

他人事ではない「1本依存」

規模の大小を問わず、AIを使い込むほど会社は特定の道具に寄りかかっていきます。
寄りかかること自体は悪くありません。

問題は、止まった時の段取りを何も決めていないことです。
災害対策で言うBCP(事業継続計画)の考え方が、AIにもそのまま当てはまります。

今日決められる、3つの備え

備えは大がかりでなくて構いません。
第一に、AIに任せている主要業務の「手動でのやり方」を1枚に残しておく。
第二に、文書やデータなどの成果物は、AIの中ではなく自社側の保管場所に置く。
第三に、いざという時の代替手段の当たりをつけておく。

1本依存を避ける、3つの手(地域別の一覧)。AIなし手順を残しておく、成果物は自社側に保存、代替の当たりをつけておく。

この3つが決まっているだけで、停止のニュースは「困った」ではなく「切り替えよう」に変わります。
備えのある会社は、道具のトラブルに振り回されません。

「止まっても回る」業務設計から支援します

私たちが提供している企業向けAIエージェント「FIRST INTELLIGENCE」の導入は、業務の洗い出しと手順の言語化から始まります。
実はこの工程こそ、AI時代のBCPそのものです。
御社の仕事の流れを整理し、道具に振り回されない形でAIの力を取り込む。
約1週間の伴走で、その土台からお手伝いします。


FIRST INTELLIGENCE の導入や、自社の業務にどう活かせるかのご相談は、こちらから承っています。
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この記事の執筆者

山中貴司(株式会社FIRST MADE 代表取締役)

山中 貴司株式会社FIRST MADE 代表取締役

Webブランディング10年を経て、2026年に中小企業向けAIエージェント事業「FIRST INTELLIGENCE」を立ち上げ。自社でも15名のAIエージェントを日々の業務に運用し、実体験に基づくAI導入支援を中小企業に提供している。

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