AI COLUMN

税理士事務所の繁忙期対策──AIで定型業務を減らして乗り切る

2026.07.05

AI COLUMN

「2月から3月の記憶が、毎年ほとんどない」。
ある税理士の先生が、笑いながらそうおっしゃっていました。
確定申告と決算が重なる繁忙期、業務は増えるのに、人は増やせない。
この構造を変える手段として、AIエージェントという選択肢を整理してみます。

繁忙期の正体は「専門業務」ではなく「その周り」

繁忙期の業務を書き出してみると、税務判断そのものより、その周辺の作業が膨らんでいることが分かります。
顧問先への資料依頼と督促。
届いた資料の確認とチェックリスト消し込み。
面談メモの清書。
問い合わせへの返信。
どれも専門資格は要らないのに、先生と職員の時間を確実に削っていく仕事です。

有資格者や経験者の採用が年々難しくなるなか、この「周辺業務」を誰が引き受けるのか。
そこにAIエージェントがはまります。

税理士事務所の繁忙期対策──AIで定型業務を減らして乗り切る 本文画像1

事務所のAIが担える4つの定型業務

第一に、顧問先向けの文書作成です。
資料依頼、期限のご案内、税制改正のお知らせ。
要点を伝えるだけで、事務所のトーンに合わせた文面が数秒で用意されます。

第二に、面談記録の要約と清書。
面談後のメモから要点を整理し、所内共有用の記録に仕上げます。
担当者の頭の中にしかなかった情報が、事務所の資産になります。

第三に、顧問先ごとの必要資料リストや進捗表の作成。
第四に、新規顧問先のヒアリングシートの準備。
いずれも「形式が決まっているのに、毎回手づくりしている」仕事です。

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守秘義務があるからこそ、設計が要る

士業の場合、何より気になるのは情報の扱いだと思います。
誰でも使える無料のAIに顧問先の情報を入れるのは、おすすめできません。
お客様ごとに独立した専用環境で動き、データが外部と共有されない仕組みを選ぶこと。
そして「どの業務までAIに渡すか」の線引きを、導入時に設計しておくことが大切です。

この設計まで含めて伴走するのが、私たちの税理士・会計事務所向けAIエージェントです。
税務判断は先生の領域のまま、その手前の作業だけを専用AIが引き受ける形を、事務所ごとに設計します。

来年の繁忙期は、今年の準備で決まる

AIエージェントは、導入した日から完璧に働くわけではありません。
事務所の言葉づかいや業務の流れを覚えさせ、数週間かけて「うちの職員」に育っていきます。
だからこそ、繁忙期が来てからではなく、比較的落ち着いているいまの時期に準備を始める価値があります。

FIRST INTELLIGENCEは、設計から運用まで弊社が伴走する月額制のAIエージェントサービスです。
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の正式登録ツールで、補助の対象になるかは無料相談で個別にご案内します。
まずは導入相談(無料)で、事務所の業務のどこをAIに渡せるか、一緒に棚卸ししてみませんか。

この記事の執筆者

山中貴司(株式会社FIRST MADE 代表取締役)

山中 貴司株式会社FIRST MADE 代表取締役

Webブランディング10年を経て、2026年に中小企業向けAIエージェント事業「FIRST INTELLIGENCE」を立ち上げ。自社でも15名のAIエージェントを日々の業務に運用し、実体験に基づくAI導入支援を中小企業に提供している。

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