NEWS

IoTの今とこれから。

2017.08.31

この日は長浜では珍しいIoTのセミナーに参加。講師はイーンスパイア株式会社の代表の横田秀珠さん。

実は横田さんのことは半年くらい前にYOUTUBEでの360°カメラ関係のガジェット紹介をされており何度か見たことがあった。そのUPされている動画を通して活躍されておられる職種などは事前に知っていた。
その横田さんがこの度、長浜商工会議所で開催されるIOTのセミナー講師として新潟から遥々、ここ長浜まで来られていた。

IoT(Internet of Things)

去年辺りからAiやIoTがNEWSなどに取り上げられているがAiの部門は以前ブログにも取り上げていた人工知能なんですがこのIoTというのが、いまいち「ピン」と来ていない印象だった。

モノのインターネット(Internet of Things: IoT)とは、産業機械から消費材まで私たちの日常を構成している「モノ」がネットワークで繋がること。

Internet of Thingsの先駆けといえる商品

電話がインターネットに繋がったわかりやすい例がこちら。

iPhone

今までは家にあった固定電話。遠くにいる「人と話す」ための道具がいつの間にかインターネットと繋がり、無線で電話ができ、さらに画面がついておりでWEBサイトなどが見れる。それにネットショッピングまで出来てしまう。

考えるとIoTを代表するものがスマートフォンだったりする。

そして「時計」がインターネットに繋がった「Applewatch」

これも時計(モノ)とインターネットが繋がったIoTの代表的な商品ではないだろうか。

IoTの事例

スマホが「鍵」になるIoT「スマート宅配BOX」がある。

「スマート宅配BOX」は、スマートフォンがカギになる宅配BOX。これを玄関先に置くだけで、家に誰もいなくても荷物を受け取ることができる事が可能。

このスマホが鍵になるというのが重要。

その他にも車があるのが前提だけど再配達をなくす方法として荷物の配送先に停めてある車のトランクの中に配達物を入れるサービスも始まっている。

宅配業者には、車の位置情報やナンバープレート、トランクを開けるために必要な一回限りのコードが送られる。

ユーザーは配送状況をリアルタイムで追跡可能で、配達完了時には業者からトランクに荷物が入った画像と、トランクが閉められた画像が送られてくる。

さらにスマホで開けられる玄関の鍵のサービスなどもある。

スマホのバッテリーが切れていたら?なんて考えるのはやめましょう。(笑)

その他、赤ちゃんの心拍数を測定し異常があればスマホ通知するIoT靴下も。

熱を出した時や具合が悪い時などはオンタイムで計測できるので便利かもしれない。

さらにうちの子供にも買ってあげようと思ったぐらいHITしたのがLEGOがIoTにつながったこちら。

おまけにアプリなどのデバイスを通じプログラミングして作り手の動きを再現できるというスグレモノ。

絶対に楽しいやつです。PCの画面上だけでなく実際のものが「動く」という非常に魅力的なレゴブロック。想像意欲をかき立てられる。

インターネット黎明期の時もそうだったように、AiもIoTも一部の「オタク」と呼ばれる人たちだけが盛り上がるのではなく。子どもたちの想像力を刺激できるものであることは間違いないし、僕の思っているこういうテクノロジーの進化って「こうあったらいいな。」を正にカタチにしてくれた気がして2017年下半期個人的に猛プッシュな商品。

 

家系の財布を制す冷蔵庫

そして個人的に面白かった商品がこちら。

IoTの冷蔵庫。

毎日1回は使う冷蔵庫。
付箋や紙を張るぐらいにしか使えなかった冷蔵庫の馬鹿でかいスペースを有効活用することによって生活が大きく変わるはず。

例えばインターネットに繋がっているのでオンタイムの季節や気温に多じてクックパットなどと連動し、冷蔵庫のパネルにメニューの候補を表示させる。食材は予め冷蔵庫に入れる前に登録した食材が使った分だけカウントされ引かれていく。それに残った食材でできるメニューも提案してくれたりすることも可能だろう。

なんとも便利な冷蔵庫である。

おまけによく使う食品や、すでに消費しきった商品を蓄積していったデータから算出し卵や牛乳、お肉など、企業の「広告枠」としてパネルに表示される。

そこに多くの食品メーカーや企業が参入する時代がきっと近い将来くると思う。今PCやスマホでYOUTUBEやニュースアプリを見て広告が入るのと同じように冷蔵庫のパネルにも各メーカーが出している広告が流れる。

つまり広告収入で採算がとれるため、冷蔵庫自体は「タダ」でもいいくらいだ。こんなハイテクな冷蔵庫がタダで市場にバラまかれたらきっと今までの食品の消費率は大きく変わるだろう。

まとめ

IoTやAiに対して、日本では企業の「効率化」のイメージが強いですが、欧米では「社会」の「変革」が起きる分野として期待されている。スマートフォンを筆頭にモノとインターネットが繋がり、想像もつかない多様なソリューションが生まれ、僕たちの未来は劇的に変わるかもしれない。

IoTは人間の負担を大幅に減らしてくれると、大いに期待されています。例えば、グーグルマップなどと連動し、車が全て自動運転になれば、運転する手間はなくなります。その時間を活用して、Netfrixで映画を観たり、仕事をしたりすることが可能に。

しかし、一部では否定的な声も上がっている。
今までタクシーの運転手として働いて来た人たちから機械が仕事を奪っていけば、新しく職を探す必要が出てしまう。そのため、タクシー業界からの反発は然るべきでしょう。現時点でもアメリカではタクシー会社とウーバー(配車サービス会社)ともめたりしていますが…

車が誕生し、馬車がなくなりました。インターネットの誕生で、幾つもの産業が衰退しました。しかしIoTが実現してくれる、より便利な社会の誕生で、今を生きる「子どもたち」にはきっと明るい未来が待っていると思います。

contact PAGE TOP