AI COLUMN

GoogleがAnthropicに最大400億ドル─「Claude経済圏」が確立した日と、中小企業のAI選定が変わる理由

2026.04.28

AI COLUMN

「AIサービスを業務に取り入れたいけれど、その会社が3年後に潰れたらどうしよう」。

こうしたご相談を、最近お客様から多くいただきます。新しい技術に投資するときに、提供する会社の体力が一番心配だ、というお声です。

その懸念に対して、ひとつの答えが2026年4月に出ました。

世界トップ企業が、同じAI会社を支え始めました

2026年4月、Googleがある決断をしました。AI開発を行うAnthropic(アンソロピック)という会社に対し、最大400億ドル(約6兆円)を投資することを発表したのです。

この少し前には、Amazonも同じAnthropicに250億ドルを追加で投資すると発表していました。世界の大手2社が、同時にひとつのAI会社を支える形になったわけです。

金額の大きさよりも大事なのは、「世界的に競合するはずのGoogleとAmazonが、なぜ同じ会社を一緒に支援するのか」という点です。

身近な例で言うと

たとえば、地元の信頼できる工務店があったとします。その工務店に、地域でいちばん大きな銀行Aと、別の大手銀行Bが、競って融資を申し出てきた状況を想像してください。

これは、「この会社は10年後も20年後も間違いなく続く」と複数のプロが判断した結果です。AIの世界でも、同じことが起きました。

Anthropic社は、Claude(クロード)というAIサービスを開発している会社です。FIRST MADEが提供しているAIエージェントサービス「FIRST INTELLIGENCE」も、このClaudeをベースにしています。

中小企業に届く具体的なメリット

世界規模の話に聞こえるかもしれませんが、中小企業の経営者の皆様にとっても、3つの直接的なメリットがあります。

1. 安心して長く使える

たとえば滋賀県内のある士業事務所では、月々の事務作業の半分以上をAIに任せはじめています。一度業務に組み込んだAIが急に使えなくなったら、業務が止まってしまいます。「提供する会社が10年後も健在か」は、最も大切な判断基準です。今回の投資は、その心配が大きく減ったことを意味します。

2. 災害時にも止まらない

Claudeは、Googleのサービスからも、Amazonのサービスからも使えるようになっています。これは「片方が地震や障害で止まっても、もう片方から使い続けられる」ということです。1社にしか頼れないAIサービスとは、ここが決定的に違います。

3. 業務に合わせて使い分けられる

Claudeには、軽い作業向けのモデル、複雑な作業向けのモデル、その中間のモデルと、3段階の選択肢があります。たとえばカフェ経営者の方が「最初は予約メールの返信だけ任せたい」と始めて、半年後に「メニュー考案や仕入れ計画にも使いたい」と広げていく。そのとき、より高機能なモデルへの切り替えが、契約を変えずに行えます。

FIRST MADEがClaudeを選んでいる理由

FIRST MADEがAIエージェントサービス「FIRST INTELLIGENCE」のベースに選んだのは、まさにこの3点を最も大切にしたかったからです。

当社はWebブランディングを20年近く手がけてきました。「3年後・5年後にこのお客様の会社で何が起きているか」を考えるのが、私たちの仕事の核です。一時的に話題になっているAIではなく、長期的にお客様の業務を支えられるものを選びたい。その視点で選んだのがClaudeでした。

今回のニュースは、その判断が間違っていなかったことを裏付けるものでした。

これから経営者が考えるべきこと

「業務にAIを取り入れる」時代は、すでに始まっています。今は完璧に使いこなす必要はありませんが、「どの会社のAIを軸に据えるか」だけは、早めに決めておくことをおすすめします。

業務に組み込んだ後で乗り換えるのは、コストも労力もとても大きくなります。最初の一歩を選ぶときに、提供する会社の信頼性と将来性を見ておくことが、3年後の安心につながります。

FIRST MADEでは、補助金の活用も含めて、最初の一歩のご相談をお受けしています。「うちの会社で何ができるか分からない」段階からでも、お気軽にお問い合わせください。

出典

  • Bloomberg「Google Plans to Invest Up to $40 Billion in Anthropic」(2026年4月24日)
  • CNBC「Google to invest up to $40 billion in Anthropic as search giant spreads its AI bets」(2026年4月24日)
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