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マーケティングオートメーションを導入するということ

2018.04.04

スマートフォンやSNSの普及により、私たちが日々触れる情報量は飛躍的に増加しました。

そのように情報が溢れかえっているいま、自分たちが届けたい情報を、適切な相手に届けるには、どうすればいいのでしょうか。

今日はマーケティングオートメーションについての記事になります。

マーケティング・オートメーションの導入を成功させるには、目標、目的の設定がとても大事です。

なぜなら、導入後の成功失敗に大きくかかわる要素だからです。

マーケティングオートメーションの概要

まずはじめにマーケティングオートメーションとは…

「マーケティングオートメーション(Marketing Automation)」とは、企業のマーケティング活動において、旧来は人手で繰り返し実施していた定型的な業務や、人手では膨大なコストと時間がかかってしまう複雑な処理や大量の作業を自動化し、効率を高める仕組みのことです

 

マーケティングオートメーションとは、獲得した見込み客を育て、精査し、営業マンに質の高いリストを送る一連の流れを自動化したものです。

その名の通り マーケティングをオートメーション(自動化)したものですが、なぜその必要が出てきたのでしょうか?

マーケティングとは、簡単に言うと顧客( ターゲットユーザー)が求めるものを作り、それを顧客に届けるための一連の活動です。

しかし、 ユーザーの消費行動が変化していること、 マーケティングの手法が多様化&複雑化していることで、 マーケティングのやり方を大幅に変えなければ物を売ることが難しくなってきています。

結果を左右する目的設定

マーケティング・オートメーションを導入しようと検討されている方は、なぜ導入するかをもう一度検討されるといいでしょう。

目的とは、言い換えればそれをする理由です。「何故MA(マーケティング・オートメーション)」を導入するか?と言うことになります。

おそらく、ほとんどの方は「売り上げを上げるため」と答えることでしょう。

結論から先に言うと、そのようなアバウトな目的ではMAを導入しても失敗する可能性は極めて高いです。

何故なら、「売り上げを上げる」や「利益を上げる事」は、ビジネスを展開していく上では当たり前の事ですし、マーケティング・オートメーションを導入する直接の理由としては極めて弱いからです。

「売り上げを上げる」と言うのが目的なら、別にマーケティング・オートメーションでなくても良いわけですし、マス広告やリスティング広告、SEO対策など、いろんな手段が考えられます。

どんな目的設定なら良いか?

例えば、「見込み客と良い関係を築きたい」や「顧客管理を効率化して売り上げアップを図りたい」と言う、少し掘り下げた目的だと、それをする為の手段は絞られてきます。

上記のレベルでやっと、マーケティング・オートメーションも候補に入るかもしれません。ただ、もう少し掘り下げてみても良いでしょう。

例えば、「ホームページにアクセスしてきた見込み客を一元管理して、顧客の興味に応じて最適なアプローチ(メール送信)をする事で、見込み客と良い関係を築き、売上アップを目指したい。」

ここまで目的設定が絞られていると、これを実現できるツールはかなり絞られており、マーケティング・オートメーションを導入する目的としては十分かと思います。

次は、導入後の目標設定についてです。

例外はある物の、設定した目標以上の結果を得ることは極めて難しいです。

目標設定

マーケティング・オートメーションも同じことが言えると思います。

だからと言って、無理難題な目標を設定しても、現実と乖離しすぎていて、モチベーションが続かなくなる可能性があります。

そのため、現実的(到達可能)でチャレンジング且つ、会社の目標達成と重なるような目標設定をするべきだと思います。

また、最初に設定した目標が絶対に正解と言うわけでもない為、状況に応じて修正をしていけば良いと思います。

今回は、マーケティング・オートメーションを導入する目的や導入後の目標について考えましたが、この部分はもっとも大事な要素なので、社内の関係部署でしっかり議論した上で結論を導き出せばよいと思います。

今後のマーケティングオートメーションの立ち位置

今では当たり前となったWEBサイト制作が、20年前はとても高価であったように(今でもしっかりと作り込めば当然高価ですが)、現在のマーケティングオートメーションも、まだ高価な状態かと思います。

ただ、十年後には、WEBサイト制作と同じように、コストも徐々に下がっていき、AiやIOTが浸透するのと同じように、大手企業に関わらず、中小企業や個人商店など多くの企業が「当たり前」に採用している状況になっているかもしれません。

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