紙媒体とは違った提案ということで、今回は某有名ラーメン屋さんからの暖簾(のれん)デザインのご依頼。
生地屋さんから生地発注して久しぶりにアパレル時代復活モードでスタートした本日。
生地の持つ風合いで如何程にも表情を変えるため、「これは無いな」と思うのから消去法で無くしていく。
残った5種類から仕立てた絵図らを頭の中でトレースしていく。
今回セレクトさせていただいた生地はすべて「撥水加工」がされているので野外の仕様をメインとした広告物に有効。
そのお店の入り口のもう一つの「顔」として飾るものだから生地セレクトもきっちり丁寧に。
耐久性を出すだけであれば、単に生地の厚さを厚くすれば「強度」は増す。
その半面「暖簾」の役割でもある、手で押す、まくり上げると言った動作の時に一切のストレスの無いように「気持ちよく」ないといけないと思う。
その為、生地のoz(厚さ)、風合い、すけ感、風にたなびいた時の表情、等々…暖簾として仕立てた際にどの様な顔を出せるかが重要。
リネンは風合いはいいけど暖簾として使うには折りクセつきやすいし無いな。で却下。
程よい「ムラ感」ほ残しつつ、上品に仕上げたもの決定。
白をあえてそのまま使用し「粋」な雰囲気を提案したい。
完成まで僕自身も楽しみ。