久しぶりの更新になりました。
旅ブログが長く続いていましたが、今回から少し違う話をします。

まずはじめに・・・私たちは今、とんでもない時代を生きています。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、この2年間で30カ国以上を旅しながら、世界の変化を肌で感じてきた自分が断言します。

人工知能という技術が、今まさに世界の形を変え始めている。
というかすでに大きく変えている。

それは、インターネットが登場した時と同じか、それ以上のインパクトを持つ変化です。 この記事では、旅の話とAIの話を一緒にします。
一見関係ないように見えるかもしれませんが、自分の中では完全につながっています。
9年前のブログに書いていたこと
先日、創業当初のブログを読み返しました。
2017年2月。開業して間もない頃に、自分はこんな記事を書いていました。
「移りゆく未来、人工知能で大きく変わる『今』と『これから』」。なんと初めて書いたBLOGのネタが人工知能、つまりAIについてのブログです。

約10年前ですから当時のAIは、今とは比べものにならないほど原始的でした。
チャットボットすらまともに動かなかった時代。それでも、この技術が世界を変えると確信していました。
イタリアで「ジョジョ」の聖地を巡った話
自分は「ジョジョの奇妙な冒険」が好きです。特に第5部「黄金の風」。
イタリアが舞台のあの物語に、ずっと憧れていました。 2年前、ついにイタリアで聖地巡礼を実現しました。

ベネチア、ローマ、フィレンツェ、ミラノ。ジョルノ・ジョバァーナたちが駆け抜けた街を、自分の足で歩く。
それだけでも感動的な体験でしたが、この旅を何倍も濃いものにしてくれたのがAIでした。

ベネチアでは、ChatGPTに「ジョジョ5部でブチャラティとプロシュートが戦った列車のシーン、あの駅のモデルになった場所はどこ?」と聞きました。

ローマではサンタンジェロ城に行きました。ディアボロとの最終決戦の地。
城の前に立った時、Claudeにこの城の歴史を聞いてみました。ハドリアヌス帝の霊廟として建てられた2世紀の建造物が、要塞になり、牢獄になり、そして今は博物館になっている。

荒木飛呂彦先生がなぜこの場所をクライマックスに選んだのか、歴史を知ることで物語の深みが何層にも増していく。

フィレンツェの路地裏では、Geminiのカメラ翻訳でイタリア語のメニューを読み、地元の人しか行かないような食堂を見つけました。
ミラノのドゥオーモ広場では、ChatGPTの音声モードで「この大聖堂の建設に何年かかった?」と聞いたら「約600年です」と即答してくれた。600年。

一つの建物に600年。そのスケール感に圧倒されながら、ポケットの中のAIが数秒で答えを返してくれることの凄さを、改めて感じていました。
これが、2025年の旅のリアルです。AIは、旅のガイドであり、通訳であり、歴史の先生であり、グルメの相談相手でもある。知らない土地に一人で降り立っても、もう孤独ではない。
税理士の先生たちの前で話したこと
旅の合間に、日本に一時帰国するタイミングがありました。
昨年の夏、税理士の方々を中心に、生成AIの活用方法について講義をさせていただく機会に恵まれました。世界を飛び回っている最中の、わずかな帰国時間。

でも、この講義を通じて、改めて大切なことに気づきました。 AIは、一部のテック好きだけのものではない。税理士の先生方のような、日々の実務に追われている専門家の方々にこそ、AIの力が必要だということ。膨大な書類の処理、法改正への対応、クライアントへの説明資料の作成。
これらの業務を、AIの力で効率化していく。その可能性の大きさを、講義をしながら自分自身が再発見していました。 会場の反応は、想像以上でした。

「こんなことができるのか」「もっと早く知りたかった」。AIに触れたことがなかった方々が、目の前でその可能性に気づいていく。あの瞬間、自分がやるべき仕事が明確に見え、会社の舵をAIにオールインすることを決心しました。
Claude Codeという衝撃
そして年始頃から、開発者向けのClaude Codeを本格的に使い始めました。
これは、世の中が変わる。確信しました。
Claude CodeはAnthropicが提供するエージェント型のコーディングツールです。ターミナルから自然言語で指示を出すと、AIがコードベース全体を理解した上で、コードを書き、修正し、テストし、デプロイまでの流れを自律的に進めてくれる。
これまでのAIは「質問すれば答えが返ってくる」ものでした。
ChatGPTもGeminiも、基本的にはそのスタイルです。でもClaude Codeは違う。質問に答えるのではなく、「一緒に仕事をする」。指示を出せば、ファイルを読み、コードを書き、エラーを直し、完成まで持っていく。

人間のエンジニアと同じように、プロジェクトの中で自律的に動く。 もちろん、ChatGPTもGeminiも素晴らしい進化を遂げています。GPT-5.2のリリースで、翻訳や技術文書の精度は格段に上がった。GoogleのGeminiは、Google Workspaceとの連携がとにかく強力で、Gmail、スプレッドシート、ドキュメントをワンストップで扱える利便性は驚異的です。
でも、Claude Codeが見せてくれた世界は、そのさらに先にありました。AIが「答える」のではなく「動く」。この一線を越えた瞬間、一気に世の中が変わることを確信しました。
シリコンバレーで起きていること
毎年必ず訪れているアメリカ西海岸、サンフランシスコのシリコンバレー。 自分がいつも歩いているあの街で、こういった化学変化が毎日のように起きていると思うと、ワクワクして夜も眠れません。
OpenAI、Anthropic、Google DeepMind、Meta。

世界最高峰の頭脳が集まるあの場所で、人類の未来を塗り替えるような技術が、日単位で生まれている。つい先日、AnthropicがClaude Opus 4.6を発表しました。エージェント型のコーディング、ツール連携、検索精度。
あらゆる指標で業界最高水準を記録したモデルです。 ChatGPTとClaudeは、もはや「どちらが上か」で語る時代ではありません。

ChatGPTは音声対話やモバイルの使いやすさで圧倒的。Geminiはマルチモーダルを武器に、日常使いにこの上ないユーザー体験をもたらしてくれます。
Claudeは長文処理の正確さと、エージェントとしての自律性で突き抜けている。

場面によって使い分ける。それが、今のAIとの正しい付き合い方です。 30カ国を旅して見てきたのは、この波がもう世界中に広がっているということ。

アメリカはもちろん、ヨーロッパをはじめとする西側諸国、インドの若い経営者も、マレーシアのスタートアップも、ベトナムのカフェの若者も、同じAIを使い始めている。日本だけが取り残されるわけにはいかない。
ここから始まるFIRST MADE2.0
自分は今、一つの確信を持っています。 AIは、大企業だけのものではない。
地方の中小企業にこそ、AIの力が必要です。
人が足りない。手が回らない。やりたいことが山ほどある。その悩みに、AIは応えられる。

滋賀県長浜市で会社を9年やってきた経験。30カ国を旅して見てきた世界の変化。そしてClaude Codeが見せてくれた、AIが「動く」未来。
その全部を掛け合わせて、自分たちは今年、新しいサービスを立ち上げます。AIの力を、もっと身近に。もっと実用的に。もっと人間らしく届けるために。 詳しくは、また改めてお伝えします。
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