桃園の空の下、世界中から集まった仲間たちと過ごした時間は、ただの会議ではなく、心の奥底に刻まれる旅でした。
登録キットの仕分けに追われた日々、仮装で盛り上がったジャパンナイト、きゃりーぱみゅぱみゅの振付師と踊った夜、そしてグランドスラマー受賞——すべてが濃密で、感情が溢れ出す瞬間ばかりでした。
登録キットの山を越えて 〜混乱と団結の狭間で〜
世界会議に参加するにあたり、まず待ち受けていたのが登録キットの仕分け作業でした。参加者一人ひとりに渡すためのキットを整理する作業は、想像以上に大変なものでした。
「こんなに多いのか…?」
目の前にそびえ立つ箱の山を見上げ、誰もが同じ言葉を漏らしていたように思います。5000人以上の参加者がいる中、それぞれに必要なアイテムを振り分ける作業は、まるで終わりのないパズルのようでした。
しかし、不思議なことに、作業が進むにつれて仲間との絆が深まっていくのを感じました。「これ、どこに置けばいいでしょう?」「ラベル、ずれていませんか?」といった小さなやりとりが、次第に息の合った連携プレーへと変わっていきました。
無事に配布が終わったとき、全員の顔には疲労とともに達成感がにじんでいました。たかが仕分け、されど仕分け。この作業の中に、JCIの「助け合いの精神」が凝縮されていたように思います。
ジャパンナイト 〜仮装と熱狂の宴〜
桃園の夜に、日本の文化が溢れました。
ジャパンナイトは、日本の魅力を世界に発信する特別な夜です。ちょうどハロウィンの時期だったこともあり、今年は大規模な仮装パーティーとなりました。
スーツを脱ぎ捨て、それぞれ思い思いのコスチュームに身を包みます。カウボーイ、忍者、アイドル、そして…キャプテン・アメリカまで。

最初は戸惑っていたメンバーも、音楽が鳴り始めると一気にヒートアップしました。
「ジャパンナイト、最高ですね!」
「来年も仮装で開催したいです!」
そんな声が飛び交いながら、気づけば皆が肩を組み、笑顔で踊っていました。
文化も言葉も異なる仲間たちと、たった一晩でこんなにも打ち解けられるのか——。
それを実感した瞬間でした。
きゃりーぱみゅぱみゅの振付師と踊る奇跡
そして、この夜のクライマックスは、なんときゃりーぱみゅぱみゅの振付師を招いてのダンスイベントでした。
「さあ、いきますよ!」
音楽が流れ出し、ステージ上の先生が手を振ります。カラフルな衣装をまとったダンサーたちが、リズムに合わせて弾けるようにステップを刻みます。
「え、これ本当に踊るんですか?」
「難しいですね、ついていけるでしょうか?」
そんな声が上がりつつも、気づけば全員がステージの一員になっていました。
完璧なダンスは求められていませんでした。大切なのは「楽しむこと」。
皆が笑い、飛び跳ね、手を振り、踊る——そこに生まれた一体感は、言葉では表せないほどでした。
イベントが終わった後の拍手と歓声。
熱気に包まれた会場の中央で、誰かが言いました。
「これ、人生で一番楽しい夜かもしれませんね。」
4大陸の会議を制覇した誇り 〜グランドスラマーの称号〜
この世界会議には、もうひとつの特別な意味がありました。
「グランドスラマー賞」——それは4大陸すべてのエリア会議を制覇した者に贈られる称号です。
アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ。
それぞれの地で、多くの仲間と出会い、学び、成長しました。
その証として、自分の名前がスクリーンに映し出された瞬間、胸が熱くなりました。
「おめでとうございます!」
「本当によく頑張りましたね!」
仲間たちが肩を叩き、笑顔で祝ってくださいました。
この賞は、ただの勲章というよりも、自分が世界とつながった証明でした。
そして何より、ここで得たものは賞以上の価値がありました。
世界は広い。しかし、志を共にする仲間がいれば、どこへでも行けるのです。
桃園で刻まれたJCIの軌跡
この世界会議は、決して忘れることのできない旅となりました。
登録キットを仕分けた苦労、ジャパンナイトの熱狂、ダンスの興奮、そしてグランドスラマー賞の感動——すべてが、自分の中でひとつの物語になりました。
こうして世界中の仲間と共に体験し、心で感じた瞬間にこそ、本当の意味があります。
次はどんな場所で、どんな仲間と出会えるのでしょうか。
それを想像するだけで、もう次の旅が始まっているような気がします。
この記事を書いた人

- 代表取締役
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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