救命胴衣は買えるが遊びのセンスは金じゃ買えない。

2017.08.27

夏休み多くの観光客で賑わう、滋賀県琵琶湖。

僕の住んでいる近くにも「海水浴」ならぬ「湖水浴」をする遊泳場があって、毎年、遠方から数多くの方々が来られる。海と違って、波にのまれる心配も無いし、海水と違ってベタつかない、なによりクラゲがいないから小さな子供を泳がせるには結構良かったりする。

先日、姉川河口付近の琵琶湖に(少しだけ)バス釣りをしに行った時の話。

近くには遊泳場があり、駐車料金を払って湖水浴ができる場所があるんだけどそこには数多くの車が停めてあった。「今日もすごい人だなぁ」と思いながら車を走らせてた。
たまに「駐車場代払うの勿体無い」等々の理由で、少し離れた空き地へ駐車し、遊泳エリア外で泳いでおられる方たちを見かける。

この日もそうだった。

つり場のポイントに車を停めてポイントに向かうと取水塔付近に子供連れの親子。

ちなみにこの姉川河口に位置する取水塔付近の水深は米原〜長浜エリアには珍しくブレイク(急に深くなるエリア)がありダムの放水量にもよるが約、水深12メートル。

初めて来られたんだろうな。水深聞いたら驚かれるだろうな。危ないな。の僕。

「ここは水深10メートル以上あるから危ないですよ!」の僕の呼びかけに対し「大丈夫!大丈夫〜!」と子供と同じテンションで遊んでいる父親らしき男性。

おまけにその人はどうやら酔っている様子。子供の年齢は4歳〜7歳くらいだろうか。もし、取水塔に擦れて浮き輪の空気が抜けたら?もし急に浮き輪無しで泳ぎ始め溺れたら?

果たしてこの父親には一体何ができるのだろうか。

ホント、何でもそうだけど遊びの「センス」ってやつはお金じゃ買えない。と一人思った。

僕は小さい時から外でいっぱい遊んだ。時に怒られながら、頭叩かれながらも無茶をしてたくさん「怪我」や、「怖い思い」をして大人に成った。そしてその中で「ここまでは大丈夫。」でも「これ以上は危険。」というラインを自分一人で引けるようになった。

この父親の方は、きっと外遊びを知らないか、今までたまたまラッキーが重なって「怖い思い」をしたことが無いんだろうな。それに外遊びを知らないなら知らないままでもいい。ラッキー続きで「何事もなく」きてしまうからタチが悪いと思う。

それでも「いける!泳げる!行くぞ!」と判断するのはその人なわけで。

その「行ける!」の判断をする人に育てた親。育てられたその人と結婚した嫁。そしてその人を親に持った子供。

親子連れの方が泳いでいる前には上の看板が立てられている。が、残念ながら全く効果を成していない。

「看板に書いてあったのに…」とならなかっただけラッキーという事にあの家族は帰路に着いただろうか。

以前名古屋で見つけた看板に見習ってこういう部分も改革が必要かな?と考えたり(笑)

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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CEO

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