連日京都ネタのアップで恐縮ですが、また別日にて行ってきました。
さて皆さん、舞妓さんの起源などついて知っておられますか?
「一見さんお断り」といった制度があり、簡単には会うことができない高嶺の花的存在であるのも有名な話。僕はつい最近まで知りませんでした。
というのも、先輩に連れていってもらったのがきっかけでした。
舞妓さんのルーツ
実は舞妓には15~20歳という年齢制限があります。
古都京都で、絶対的な存在感で今でも人気を博す舞妓。その歴史はおよそ300年前に遡ります。
祇園には、八坂神社という有名な神社があります。そこへたくさんの人がお参りに来るようになり、そのお参りに来る人達のために水茶屋さんができました。
最初はお茶や和菓子だけを置いていましたが、やがて料理やお酒を振舞うようになり、女性の店員が三味線を弾いたり、歌舞伎芝居をまねて舞を踊りだすようになります。これが舞妓さんの起源と言われています。
舞妓さんとは、京都の五花街と呼ばれる花街「上七軒」「祗園甲部」「祗園東」「先斗町」「宮川町」で唄や踊り、三味線などの芸で宴席に興を添えることを仕事にする女性で、芸妓の見習い修行段階の人のことです。
舞妓さん・芸妓さんの世界には非常に厳しい独特のしきたりや伝統があります。
舞妓さんになる前の段階を「仕込み」といいます。15才頃から、置屋で先輩(お姉さん)達と共同生活をしながら、舞や行儀作法、着物の着付けなどの修業を経て、約1年後に舞妓さんとしてデビューする事ができます。
舞妓さんとしての約5年間は芸妓さんになるための修練期間で、一通りの舞や三味線、お囃子、そして大切な「お座敷」でのお客の接待をお姉さんの芸妓さんから学ぶ。
舞妓さんとしての修行期間が終わると、舞妓時代の華やかな赤い衿から、大人の芸妓の証である白い衿に変える儀式「衿かえ」を経て芸妓さんになります。
文化継承をしていく上での決まりごと
舞妓さんと芸妓さんの違いも僕は全く理解していませんでした(てっきり呼び方が違うだけかと。)
芸妓さんは、文字どおり「芸」で身を立てる妓(女性)を意味します。したがって、舞や唄といった芸事はもちろんの事、お客への接し方、話題の豊富さ、女性としての魅力も益々磨きをかけなくてはなりません。
また、半衿を別につけるのですが、舞妓さんの場合は赤い半衿をつけるという決まりがあります。伝統として、赤色が多いと幼く見えるという考えがあるのです。赤い布地に、白や銀の糸で刺繍が施している半衿をつけるのが舞妓の決まりです。
若い舞妓さんほど刺繍が少なく、見た目として赤色が多い色の半衿をつけています。キャリアを積むにつれて刺繍が増え、元の地の赤色が見えにくくなり、半衿が白っぽく見えるようです。もちろんこのルールを破っては駄目です。
実はこれ以外にも決まりごとは結構多く、舞妓さんの姿でコンビニやマクドナルドなどのファーストフード店には行ってはいけない。とか、スマホをもってはいけないとか(もともと遠方から修行にくる10代の舞妓さんが故郷の家族を思い出して…帰りたい。という思いにならないように)など様々な成約があるとか。
コンビニやマクドナルドなどは、イメージが壊れる。との考え方から理解はできるのですが、スマホ持っちゃいけないとか、この精神論からくる成約は「ホントかな?」と思い、聞いてみたところ、本当に持っていないとか。
多感な時期に、この世界に飛び込み、一体彼女たちの目には「今」という世の中がどんな風に映っているのだろうかと。
兎も角、こんな文化に触れられて「まだまだ日本のこと知らないな」と日本人である自分が一番カルチャーショックを受けました。
こういった伝統・文化があるのをメディアを通じては、知っていたけれどやっぱり体験するのが一番ですね。
今回はマスクありで、お座敷遊びなんかができなかったので、ワクチンが出回ってこのコロナ禍が収まったらもう一回行ってみたいです。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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