ヨーロッパとイスラム圏を結ぶトルコイスタンブール

2024.02.12

昨年2023年の年末は毎年恒例の海外で過ごしました。

向かった先は自身の中でも異国の国であり、ヨーロッパとイスラム圏を結ぶ上で重要な役割を果たす国、トルコ。

イスタンブール空港は2021年の世界の空港旅客数ランキングで、ドバイに次ぐ世界第2位(2646万人)。5年前にオープンした最新設備と豊富な発着フライトによって巨大なハブ空港に進化しました。

約二週間の滞在でトルコを横断しながら仕事をする。
というのが今回の旅の趣旨です。

というのは表の名目で、実はしっかりとビジネスに直結した打ち合わせを現地の方々と交わしてきました。

初めてのイスラム圏

結論から言ってトルコ旅行は素晴らしかったです。
人生初のイスラム圏だったし、なによりイスラム文化の豊かさの片鱗に触れ、少なからぬカルチャーショックを受けたことは大きな糧になったと実感。

関空からおよそ20時間、北京からのトランジットを経て無事に到着。
気候は日本に近く、東京くらいの気温感ですので滋賀に比べると、うんと暖かったです。

世界三大料理

さて、今回の旅である意味、最も楽しみにしていたのが食です。
トルコ料理は、フランス料理と中華料理と合わせて、世界三大料理と言われているものです。
トルコは、黒海と地中海に挟まれ、西はギリシャやブルガリアに接し、南はシリアやイラク、東はアルメニアやイランと隣り合っています。 東西文明のまさに十字路に位置する国であり、様々な文化要素を取り入れた独特の食文化を形成しています。

ケバブなどの肉料理が中心ですが、野菜を使った料理なども日本では中々味わえない味付けで、毎日飽きずに様々な料理をいただきましたので、また追々紹介していければと思います。

トルコ独自の文化

さてさて、「酒は御法度」のイスラム教徒が大多数を占めながら、政教分離で飲酒にも比較的寛容なトルコ。
しかし、グランバザールの付近では大学が多いせいもあってか、お店はあるけれど、お酒はおいてません。って店がほとんどでした。

泊まったホテルはイスタンブールの旧市街のど真ん中にあって、近所に3つ立派なドームと塔を持ったモスクがありました。そのモスクが夜も明けきらない時間に、それぞれのスピーカーから、ものすごい大音声でアラーへの祈りを呼びかける朗々とした詩が流れてきます。笑

少し、足を伸ばして、タクスィム広場 まで歩いていきました。
トラムが走り、街全体が夜遅くまで、活気づいていました。

年末に訪れたせいもあってか世界各国から旅行者が訪れ、様々な人種で溢れかえっている姿は、さすが観光土地だなぁと改めて実感させられました。

もはや芸術・ターキッシュデライト

見た目だけでなく、味も抜群に美味しいトルコ名物の洋菓子
ターキッシュデライト。

トルコでは「ロクム」という名前で知られています。 ロクムとは、「喉をやわらげる」や「喉を癒す」という意味のアラビア語が由来。 口の中でとろけるような感覚を楽しめることから、そう呼ばれるようになったそうです。

そして忘れてはならないので、ケバブ。

一眼レフを持っているとスタッフから、「お願い!一枚撮ってくれ!」
と気さくに声をかけられることもしばしば。

自慢のケバブラップ。
いただきましたが、本当にジューシーで美味しかったですね。
そして、トルコのデザートといればトルコアイス。

皆様ご存知の通り、トルコアイスはのび~るのです。

トルコアイス(ドンドゥルマ)がのびるのは、サーレップというラン科の植物の球根から抽出した成分を原料にして粘りを出しているからだとか。

普通のアイスよりもヘルシーといわれています。

 

トルコ式公衆浴場ハマム

ハマムは古くからトルコにある公衆浴場。
全盛期には各街区に必ずひとつはあり、街が大きくなれば複数あるのも珍しくありませんでした。今では各家庭にお風呂があるのが一般的ですので、数は少なくなってきましたが、それでもトルコのガイドブックには必ずといっていいほど載っている人気の観光スポットです。

まずは脱衣所で服を脱ぎ、大きなタオルを巻くか水着に着替えます。準備が整えば、いざハマムの中へ!
内装は明治時代の床屋さん。の様な雰囲気。

今のようにすべての家に浴場があるわけではなかったため、誰もが街にあるハマムへ通っていました。浴室は現在と同様、男女別でした。今の時代では、そのような習慣がなくなり、垢すりやオイルマッサージを受けられる場所として知られています。

ハマムの室内は蒸気100%、温度が50度に近いムシムシした空間になっています。その中で温められた大理石の上に寝そべって身体を温めていきます。お風呂というより日本でいうところの岩盤浴といったほうが伝わりやすいかもしれません。ハマムでは、ケセジあるいはナトゥル(男性はテッラック)と呼ばれる毛むくじゃらの垢すり師に身体を洗ってもらいます。笑

浴室やサウナも撮影したかったのですが、レンズが一瞬で曇ってしまうため、断念しました。
しかし、これは本当に自分の中では未知の体験でした。
なんせ、ローカルのトルコ人(しかも男)に身体を洗ってもらうサービスですから。

これはくせになる!ということで滞在中は各地で4回ほど利用しました。笑

汗をかいた後は、フレッシュジュースで喉を潤します。

トルコはザクロが有名で、カフェなどにも必ずといっていいほど搾りたてのザクロジュースが飲めます。
この日はオレンジとザクロのミックスジュース。程よい酸味と独自の甘みがポイントで、サウナ後の様な感覚でごくごく飲めちゃいます。

町並みもヨーロッパの香りがしっかりとしている情緒ある風景。

トルコでは国旗は政府機関や学校だけでなく、お店や家の軒先のいたるところ掲げられています。共和国記念日などの特別な日以外でも、日常的に国旗を目にする機会があります。

そしてトルコの人は新日家の方も非常に多く、みんなとても気さく。
お店の呼び込み以外でも、お客さんからも声をかけられることも多かったです。

昼間からカードゲームをするお父様たち。
なんだかこういう光景、日本ではなかなか見なくなってしまいましたね。

次回は最大の港町、ガラタ編。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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