ローマでの滞在を後にし、バスに揺られながらナポリへと向かいました。
約3時間半の旅路は、まるで映画のような風景が次々と目の前に広がる時間。
緑豊かな丘陵地帯や、ところどころに現れる古びた村々。その中に現れる風車が、どこか牧歌的な雰囲気を醸し出していました。
車窓から眺める景色に心を躍らせつつ、ナポリという新たな冒険の始まりを予感させる道中でした。
到着後、街全体に漂う活気と陽気な人々の声が、南イタリアならではの温もりを一気に感じさせてくれました。
ナポリの街、海と山が織りなす絵画のような風景
ナポリに降り立った瞬間、そこはローマとは全く異なる表情を持つ街。
海と山に囲まれたこの都市は、その美しさで訪れる人々を魅了します。
卵城に近づくと、地中海の青が視界いっぱいに広がり、海岸線を彩るカラフルな家々がまるで夢のような光景を演出してくれました。
パステルカラーの建物たちは、どこか穏やかでありながらも力強さを感じさせます。
海岸沿いには、木陰でリラックスしている地元の方々の姿が見られました。彼らの日常と、この美しい風景が調和しているのが印象的でした。
卵城とその周辺を歩いて
卵城は、ナポリ湾に浮かぶように建つ美しい城。
周辺には歩道が整備されており、ゆったりと散策が楽しめます。
この時期はあいにくの工事中でしたが近くまで散策することができました。
海岸沿いを歩きながら耳に届く波音は本当に心地いいものでした。
城の近くには、ヨットが停泊している港があり、その先に見えるヴェスヴィオ山が力強い存在感を放っています。
さらに、写真にあるようなベンチや石垣に腰を下ろし、遠くに見える海と山を眺めながら一息つくのもまた至福の時間でした。
パスタ、地中海の恵みを感じる一皿
ナポリで最初にいただいたのは、新鮮なアサリをふんだんに使ったパスタでした。
一口頬張ると、オリーブオイルとトマト、そしてアサリから出る旨味が口いっぱいに広がります。
地中海の恵みをそのまま詰め込んだようなこの一皿は、シンプルでありながら深い味わいを感じさせてくれました。
さすが港町ナポリ。魚介系の鮮度も他地域とは違います。
地元の方々が集うレストランは活気に溢れ、温かい雰囲気の中で食事を楽しむことができました。
ナポリピザの原点、「真のピザ」に出会う
ナポリでの食事のハイライトは、やはりナポリピザでした。初日に訪れたピッツェリアでは、メニューは驚くほどシンプルで「マルゲリータ」と「マリナーラ」の2種類のみ。
地元の人々が並ぶ人気店で、焼き立てのピザが目の前に運ばれてきた瞬間、その香ばしい香りに食欲をそそられました。ピザは、薄くパリッとした生地が特徴で、トマトソースとフレッシュなモッツァレラチーズが絶妙なバランスで絡み合っています。
特にマリナーラは、シンプルながらトマトの甘味とオリーブオイルのコクが印象的で、これまでのピザの概念を覆されるような美味しさでした。
なんと両方この大きさで5€。破格の値段でした。さすがは本場ナポリ。
2日目もハマりすぎて、再び同じピッツェリアを訪れ、もう一種類のピザも堪能しました。
地元の方々の食文化の根付きを肌で感じられる体験は、ナポリの旅をさらに特別なものにしてくれました。
海岸線と夕暮れ、ナポリの街の魔法
夕方、再び卵城周辺に足を運ぶと、太陽が沈み始めたことで街全体が黄金色に染まりました。海沿いの歩道を歩く人々やカフェでくつろぐ地元の方々の姿が、ナポリのリラックスしたライフスタイルを感じさせます。
向こう岸に並ぶカラフルな家々が夕日に映え、その風景がまるで一枚の絵画のよう。カメラを構える手が止まらないほど、目に映る全てが美しかったのです。
ナポリの街に心を残して
ナポリは美しい風景だけでなく、地元の人々の温かさや食文化の豊かさにも魅了される街でした。
次回訪れる際には、もっと深くこの街の隅々まで探索したいと思わせる、そんな心に響く旅となりました。
次回はカプリ島へ。
お楽しみに。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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