さて、今日からまた前回のカンボジアからの旅の続きを書いていきたいと思います。
カンボジアの最終日、気持ちは5年前のあの日に戻ってました。
あの頃と同じ、トンレサップ湖を目指したあの道のり、少しの不安と大きな期待が入った旅路だったが、今見える景色はあの頃とはまた違った街並みが少しずつ開発され、家々が並んでいる様子が懐かしいです。
記憶の中のトンレサップ湖と比べて、街の顔も人の表情も、落ち着きを増していた気がしました。
道中で見かけたのは、豚の丸焼きを振る舞う屋台。香ばしい匂いに思わず足を止める。
どっしりとした豚が丸ごと焼かれ、その光景に自分も一度は挑戦してみたいと思っていたのでトライ。
味はワイルド。笑 本当にジューシーで美味しかったです。
カンボジアからフィンランドへ
そしてカンボジアの熱気を離れ、フィンランドへ向かう機内。
6月のフィンランドは白夜の季節。
飛行機の窓から眺める空はゆっくりと青みを増し、夜になっても太陽が沈むことを忘れたかのように光を日本の四季とはまた違う、自然が生み出す神秘的な現象がここには存在しているのですが、初めて白夜を体験する者には特別な時間の始まりに感じられます。
写真はフィンランドの深夜2時の写真。
すべての時間軸が日本と違う。植物の光合成とかどうなっているのだろうか。と一人考えてました。
フィンランドに降り立って、白夜に包まれた街並みとそこに生きる人々に触れるたび、なぜこの土地が人々に穏やかさや落ち着きを考えるのかが理解できる気がしました。
全く異なる文化や景色を持つカンボジアとフィンランド、まるで対照的なこの二つの夜が織りなす体験に、心が少しずつ解放されていくのを感じました。
白樺林と湖が織りなす静謐な自然の美
次の朝、少し車を走らせるとフィンランドらしい自然が目の前に広がり始めました。
白樺の白い幹と青々とした葉が柔らかな光を反射し、湖面も鏡のように空を映して眺めていました。まるでフィンランドの大地が生きているような美しさが感じられます。
夕暮れの頃になると、白樺の木々が赤みがかった空に溶け込むように立ち並んで、幻想的な光景が辺り一面に広がります。木々の隙間から湖畔が見え、そこには白い夜の光が淡く差し込み、影が湖面に映り込んでゆらゆらと揺れるる様子は何とも言えない美しさです。
どこかフィンランドの自然に囲まれ、また白い夜の不思議な空気の中を歩いていると、カンボジアの熱気溢れる風景が遠く記憶のように思え、心が洗われるような感覚に包まれました。
北欧の街並みに触れるとき
フィンランドの街並みは、洗練されたシンプルさの中に温かさが感じられるのが特徴です。木造家々が立つ小さな町通りを歩くと、その佇まいが持つ温もりが心にしみわたり、フィンランドならではの優雅でどの家も控えめなデザインで、厳しい寒さを考慮しながらも美しく作られ、無駄のない整った作りが目立ちます。
フィンランドでは、冬の寒さを乗り越える建築物が発達し、木を中心とした素材の活用が進んでいます。温もりを感じさせる木材の家々は、どこか北欧ならではの温かさを演出し、初夏の白い夜の季節には、優しい光の中に溶け込んで町全体が穏やかさを放っているのです。 カフェや小さなショップに入ったり、木製の家具とシンプルなインテリアが心地よい空間を作り上げており、北欧の人々の慎ましい生活へのこだわりが感じられました。
窓から差し込む柔らかな光が、店内のテーブルを優しく照らし、暖かな空気が流れる店内で飲むコーヒーに、自然と心が緩んでゆく香りを感じます。 フィンランドの街には過剰な装飾がない、
無駄なものを排したデザインが生きています、人々は静かに過ごしながらもそれぞれの時間を大切にしているようです。 フィンランドの町並みと暮らしの様子には、機能性を重視しながらも、自然と調和し、日々のを大切にする温かさが感じられました。
北欧フィンランド料理
初夏に自然に心癒された後、フィンランドの伝統料理に舌鼓をかけて時間をかけてまいりました。 フィンランド料理は、素材の素晴らしさを大切にしており、シンプルながらも素材の味が口いっぱいに広がります。
こちらの名物料理であるサーモンもいただきました。
新鮮なサーモンがたっぷり入ったクリーミーなスープは、北欧の冷えた体を温めてくれる心地よい一品です。 サーモンの旨味がスープにじんわりと溶け込みます。
具材の野菜とともに優しい風味を楽しむことができ、白い夜の景色を眺めながら味わうにはぴったりでした。 フィンランドの人々が寒さ厳しい季節を健康に過ごすための滋味深い食事が、ここにはたくさん詰まっていますあります。
また、フィンランド料理には「ルイスリーパ」や「グラヴィラックス」のようなパンや魚を使った料理もあり、どれもがその土地で採れる新鮮な食材を相談した味わい深い一品ばかりです。の一部であり、自然の恵みを大切にしながら、シンプルで体に優しい食事が好まれています。
フィンランドの伝統的な食文化には、土地の気候と自然の恵みへの感謝が感じられ、北欧の人々の生活が垣間見えました。
カンボジアとフィンランド、異なる文化と風
JCI(Junior Chamber International:国際青年会議所)の会議に参加する機会がありました。
JCIは世界中の若いリーダーたちが集まり、国際的な課題に向き合う場です。では、さまざまなバックグラウンドや文化を持つ人々が、共通の目標を重視し、社会に貢献する方法について議論を展開。
初日は世界各国から集まったメンバーみんなでパーティーを開催。
フィンランドの穏やかな風景の中で、各国から集まった仲間とともに未来を考える機会は、自分にとっても非常に貴重な体験でした。
会議場は整然とした北欧のデザインが実施され、自然の光が柔らかに差し込む中で、議論は始まりました。参加者が自分の視点を持ち寄り、地域の課題や解決策について真剣に意見を交わす様子には、強い意志とエネルギーが感じられます。
私も他国の参加者と意見交換を行うことができ、取り組みについて多くを学び、新たな視点を得る機会になりました。
次回はサウナの本場フィンランドでのサウナ体験です。お楽しみに。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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