本日は前回に引き続きPeruはリマの旧市街地。
まず、足を踏み入れると、まるで時が止まったかのような感覚に包まれます。
スペイン統治時代の影響を色濃く残した建物が立ち並び、その壮麗な佇まいは訪れる者を圧倒します。歩道には石畳が敷き詰められ、古い街灯が温かい光を放ちます。
旧市街地の中心には、美しい広場が広がっています。この広場では、地元の人々や観光客が集まり、ゆったりとした時間を過ごしています。
周囲にはカフェやレストランが点在しており、ペルーの伝統的な料理や飲み物を楽しむことができます。
地元の人々が行き交う様子や、観光客が写真を撮り合う姿を見ていると、リマの旧市街地がいかに多くの人々に愛されているかが伝わってきます。広場には、ペルーの伝統的な音楽が流れ、地元のアーティストが演奏していることもしばしばあります。音楽の旋律が空気に溶け込み、リマの街全体が一つの舞台のように感じられます。
旧市街地を歩いていると、至る所に歴史の痕跡を見つけることができます。例えば、サンフランシスコ教会の地下には、何千もの骨が納められているカタコンベがあります。このカタコンベは、リマの歴史の一部として訪れる価値があり、地下の暗い通路を進むと、その静寂と神秘的な雰囲気に包まれます。教会自体も美しいバロック建築で、その豪華な内装は訪れる者を魅了します。
また、リマ大聖堂は、旧市街地の中心に位置する壮大な建物で、内部にはペルーの歴史と文化が詰まっています。大聖堂の中に入ると、その広大な空間と美しいステンドグラスの窓に圧倒されます。静かに祈りを捧げる人々の姿を見ていると、この場所が長い歴史の中でどれほど多くの人々にとって重要な場所であったかが感じられます。
旧市街地には、また多くの博物館も点在しています。例えば、リマ美術館(MALI)は、ペルーの歴史と文化を深く知ることができる場所です。古代から現代までの美術品が展示されており、そのコレクションは非常に豊富です。博物館を訪れることで、ペルーの芸術と文化の深さを感じることができます。
色とりどりの噴水が織り成す幻想的な広場
リマの旧市街地には、有名な噴水広場があります。この広場は、夜になるとカラフルな噴水ショーが行われ、多くの人々がその美しさに見入ります。
色とりどりの光が水と一体となり、まるで魔法のような光景を創り出します。噴水の水しぶきが涼しい風を運び、広場全体が幻想的な雰囲気に包まれます。
私は噴水広場のベンチに腰を下ろし、ショーが始まるのを待っていました。広場にはすでに多くの人々が集まっており、期待に満ちた表情で噴水を見つめています。
ショーが始まると、光と音楽が一体となり、噴水がまるで踊っているかのように感じられました。水柱が高く上がり、色とりどりのライトに照らされる瞬間は、まさに息をのむ美しさです。
街中で見つけた鳥山明のドラゴンボール壁画
リマの旧市街地をタクシーで移動中に、思いがけない出会いがありました。それは、日本の有名な漫画家、鳥山明の『ドラゴンボール』のキャラクターが描かれた巨大な壁画です。この壁画は、鮮やかな色彩と力強いタッチで描かれており、一目見ただけでその偉大さに圧倒されました。
「ちょっとストップ!!」とタクシーの運転手にお願いして車を止めてもらい、私は壁画に近づきました。壁画は通りに面しており、周囲には地元の人々が行き交っています。
子供たちが壁画の前で遊び、大人たちがスマホで写真を撮る姿が見られました。鳥山明の作品は、世界中で愛され続けており、ここリマでもその人気は健在です。
壁画を前にすると、そのディテールの細かさに驚かされます。
特に、ドラゴンボールの壁画は、アニメ文化の影響力を感じさせるものであり、リマの街がいかに多様な文化を受け入れているかを象徴しています。
追悼の意を込めて。という意味があるのでしょうが、地球の裏側でここまで影響を与えた日本人を他に知りません。
資産がいくら?というベクトルではなく、地球の裏側の人間にインパクトを与える。という境地は果たして何人の日本人が到達できる領域なのだろう?と考えさせられました。
もちろん壁画の背後には、リマの街の多様な文化と歴史が息づいています。日本のアニメ文化がここまで深く浸透していることに驚きつつも、リマの街が持つ寛容さと多様性を感じることができました。この壁画は、リマの街を訪れる全ての人々にとって特別な出会いとなり、その魅力を広く伝える役割を果たしているのです。
伝統的テキスタイルお土産屋さん
リマ旧市街地を歩いていると、通り沿いにはたくさんのお土産屋さんが並んでいます。それぞれのお店が個性的で、ペルーの伝統文化を感じさせるアイテムが揃っています。その中でも特に目を引いたのが、現地のラグを使った可愛いバッグ。
これらのラグバッグは、ペルー特有の色鮮やかなデザインが施されており、一つ一つが手作りの温もりを感じさせます。ラグの独特な模様や質感がバッグに取り入れられ、どれも個性的で魅力的です。お土産屋さんの店先には、大小様々なサイズのバッグが並び、そのカラフルな色彩に思わず足を止めてしまいました。
お店の人に話を聞くと、これらのバッグは全て地元の職人たちが一つ一つ手作業で作っているとのことでした。
店内には、ラグバッグの他にもペルーならではのお土産がたくさん揃っています。色鮮やかなテキスタイルや手編みの小物、アルパカの毛を使った製品など、その多様さに目を奪われました。
次回は英国、イギリスにトランジットで向かいます。
本場、ルイスレザーでライダースをオーダーしたりしてますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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