見送られる背中に、ドイツの風が吹いた〜フランクフルトの記憶〜

2025.07.29

フランクフルトでの滞在も後半に入り、少しずつこの街の“肌感”のようなものがわかってきました。

はじめは「経由地のついで」という気持ちで訪れた場所でしたが、気づけばその空気感や人の距離感、建築、そして文化に魅了されている自分がいました。

近くのカフェで仕事を済ませ、Museumsufer(博物館通り)をのんびりと散歩しました。

ここには考古学、建築、映画、ユダヤ文化など、ジャンル別の博物館が連なっていて、文化の“厚み”を感じさせてくれるエリア。

建物そのものも個性的で、モダンとクラシックが違和感なく並び合っているのが、いかにもフランクフルトらしいなと。

街全体が「古いものを大切にしながら、新しいことに挑戦している」ような印象で、歩いているだけで学びがあるというか、刺激的でした。

大道芸と週末マーケットにふらっと寄り道

この日はちょうど週末だったこともあり、中心部のレーマー広場ではマーケットが開かれていました。焼き栗の甘い香り、手作りのアクセサリー、アンティーク雑貨…思わず財布の紐が緩んでしまうラインナップでした。

広場では大道芸人のパフォーマンスも盛り上がっていて、ジャグリングやアクロバット、ギターの弾き語りなど、観客の笑顔が絶えません。

ふと、マイン川のそよ風に乗って、アコースティックギターの音が聞こえてきたときは、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気持ちになりました。

ボーコンセプトのディナーでデザインと向き合う

久しぶりにイタリアンが食べたくなり、この日のディナーはとても上品で、素材そのものの良さを活かしたメニュー。

ワインもドイツ産の白を中心に提供され、料理とのマリアージュが絶妙でした。

そして、ビール旅の余韻を味わう

フランクフルトの夜、締めくくりにはやっぱりビールです。ここドイツでも負けじとビール文化は豊かで奥深いです。

旧市街の小さなビアバーにふらりと立ち寄り、店主おすすめのドイツビールを注文。グラスに注がれた琥珀色の液体が、カウンターの灯りに照らされてほんのりと輝いていました。一口飲んだ瞬間、麦の香ばしさと苦味のバランスが絶妙で、自然と笑顔がこぼれてしまいます。

気づけば隣のテーブルの常連さんとも乾杯。言葉は通じなくても、笑い合えるのが旅のマジックだなと、改めて感じさせられる時間でした。

旅の終わりに、次なる目的地へ

こうして、予定外だったフランクフルトでの数日間は、思っていた以上に心に残る時間になりました。アートに触れて、文化を感じて、デザインを学んで、そして心と体を整える。

いつもは“通過するだけ”だったこの街が、こんなにも豊かで、やさしい時間をくれる場所だとは思っていませんでした。

さて、この後はついに次の目的地——モンゴルへと出発します。初めて訪れるその地で、どんな風景と人々に出会えるのか。

フランクフルトで得た静けさと余韻を胸に、少しだけ背筋を伸ばして、次の空へと向かうことにします。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
9年前に始めたBLOGも750記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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