高雄・ベイエリアの魅力〜ベイエリアで過ごす緑とアートの色彩〜

2025.02.08

高雄で迎える2日目の朝は、グルメから始まりました。前日に続き、現地の人々の生活に触れるような旅をしたいと考え、朝食に選んだのは有名な肉まんの名店。

そこから、ベイエリアへと足を伸ばし、アートとショッピングを楽しみ、夜には川沿いのナイトクルージングへ。高雄の新しい魅力に触れた一日となりました。

行列必至の肉まん店 〜30分待ちでも食べたい絶品の味〜

朝の空気を感じながら、Google Mapsを見ながらホテルから歩いて有名な肉まんの店へ向かいました。

すでに開店前から人々が列を作り、その人気の高さを物語っています。並び始めてから約30分。地元の方々が朝食を楽しむ光景を眺めながら待つ時間もまた、旅の醍醐味のひとつです。

ようやく手にした肉まんは、蒸したてのふっくらとした生地に包まれ、持つだけでほのかに湯気が立ち上ります。一口かじると、ジュワッと広がる肉汁と、ネギやショウガの風味が絶妙に調和しており、シンプルながらも奥深い味わいでした。

もちもちの皮とジューシーな餡の組み合わせがたまらず、一瞬で食べ終えてしまいました。

ベイエリア 〜緑とアートが織りなす新しい高雄の魅力〜

肉まんを味わった後、向かったのは最近話題のベイエリア。

ここは高雄港の再開発によって生まれたエリアで、アート、ショッピング、憩いの場が一体となった新しい観光地です。都市の洗練された景観と、開放感あふれる緑豊かな環境が共存するこの場所は、高雄の新たな魅力を体感できるスポットでした。

エリアに入ると、まず目を引いたのが線路沿いの芝生。高雄ライトレール(LRT)が走るこの線路は、通常の鉄道とは違い、線路の周囲が美しい芝生で覆われています。緑が広がるこの景観は、まるで公園の中を電車が走っているような印象を与え、都市と自然が調和した心地よい空間を生み出していました。

線路の横には遊歩道が整備され、ゆったりと散策を楽しむ人々の姿がありました。ジョギングをする人、ベンチに座って読書をする人、子どもを遊ばせながら談笑する家族連れ——それぞれが思い思いの時間を過ごしており、まるで都市の中にあるオアシスのような雰囲気が漂っていました。

笑顔があふれる広場 〜たこ揚げとシャボン玉の光景〜

さらに進むと、大きな芝生広場が広がっていました。そこでは、家族連れや友人同士が集い、それぞれの楽しみ方で休日を過ごしていました。

特に目を引いたのは、たこ揚げをする親子の姿。青空に向かって色とりどりの凧が舞い上がり、それを追いかける子どもたちの笑顔が印象的でした。

お父さんが糸を調整しながら「もっと高く!」と声をかけ、子どもが歓声を上げながら凧を見上げる。その微笑ましい光景に、周囲の人々も思わず目を奪われていました。

一方、広場の別の場所では、シャボン玉を楽しむ子どもたちの姿がありました。風に乗ってふわふわと漂うシャボン玉が、陽の光を浴びて虹色に輝きます。

この広場は、単なる観光地ではなく、人々の生活の一部となっている場所でした。

子どもたちの笑顔、大人たちのくつろいだ表情、そしてそれを包み込む穏やかな空気——それらすべてが、この場所の魅力を際立たせていました。

アートと建築の融合 〜写真映えするスポットが点在〜

ベイエリアは、アートの街としても注目されています。至るところにアート作品が点在し、訪れる人々の目を楽しませていました。

特に印象的だったのが、巨大な赤いコンテナを組み合わせたモニュメント。斜めに積み上げられたコンテナは、まるで重力を無視したかのような大胆なデザインで、その異質な存在感がこのエリアのシンボルとなっていました。

また、壁一面に描かれたグラフィティアートも見応えがありました。ビルの壁いっぱいに描かれた幻想的なキャラクターや、海をテーマにした青いアート作品が並び、歩いているだけでアートギャラリーを巡っているような気分に。

このエリアのアートは、観光客だけでなく、地元の人々にとっても身近な存在になっていました。アートの前で写真を撮る人々が、この街の個性をより強く感じさせました。

マーケットとカフェ 〜ローカルな魅力に触れるショッピング体験〜

ベイエリアには、週末限定のマーケットが開かれており、さまざまなショップが軒を連ねていました。

ローカルブランドのハンドメイド雑貨、個性的なデザインのアクセサリー、台湾産のドライフルーツやお茶など、ここでしか手に入らないアイテムが並んでいました。特に、地元のアーティストが手がけた陶器や布製品は、どれも温かみがあり、一つひとつにストーリーが感じられました。

カフェも充実しており、港を眺めながらコーヒーを楽しめるおしゃれなスポットも点在していました。緑の中でリラックスしながら、のんびりとカフェタイムを過ごすのも、ここならではの楽しみ方でした。

夜の愛河 〜幻想的なナイトクルージング〜

夕方になると、街の雰囲気は一変し、港町ならではの美しい夜景が広がり始めます。そしてこの日最後の目的地は、「愛河(ラブリバー)」のナイトクルージング。

川沿いの遊歩道には、ライトアップされた建築物やマーケットが並び、多くの人々が夜の散策を楽しんでいました。特に、対岸にそびえる蜂の巣のような幾何学的デザインの建物は、幻想的な紫のライトで照らされ、まるでSF映画のワンシーンのようでした。

男一人で乗っているのは、僕だけでしたが、一人旅を各国行っている僕は自分でも何の違和感もないです。

船に乗り、ゆっくりと水面を滑るように進むクルーズ。水面に映る街の光がゆらめき、心地よい風が頬を撫でます。

途中、カラフルにライトアップされた「龍の像」が目に入りました。このエリアのシンボルともいえるこの像は、夜になると色とりどりに輝き、まるで生きているかのような躍動感を持っていました。

さらに、水上には小さなゴンドラのような船が行き交い、光の装飾が施されたボートが幻想的な雰囲気を演出していました。ゆったりとした時間の中で、高雄の夜景を存分に楽しむことができました。

高雄の新たな魅力を発見した一日

朝の肉まんから始まり、ベイエリアの美しい景色と家族の微笑ましい姿に癒され、アートとマーケットを楽しんだ一日。そして最後は、愛河のナイトクルーズでロマンティックな夜景を眺めながら、旅の余韻に浸りました。

やっぱり高雄は、歴史ある都市でありながら、台北の都会要素とは違う、新旧が降り混ざる新しい文化や空間が次々と生まれている街でもあります。今回の旅を通じて、高雄の新たな魅力を発見し、この街がますます好きになりました。

またいつか、このベイエリアに戻ってきて、同じように芝生の上を歩きながら、家族の笑い声に包まれる空間を楽しみたいな。と思いながら、高雄最終日を締めくくりました。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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