経由地では終わらない〜限られた時間で北京を満喫〜

2025.09.01

モンゴルを後にし、一度日本へ戻ったあと、次の目的地であるトルコへ向かう途中で立ち寄ったのが北京でした。飛行機を降り立ち、広い空港を抜け、バスに揺られて市内へと向かいます。

窓の外に広がる大都市の姿は、どこか懐かしいようでいて新鮮でした。

途中で見えた「北京駅」の堂々たる姿は、長い歴史を背負った都市の顔そのもの。

日が暮れ始め、街全体がオレンジ色に染まっていくその瞬間、自分は新しい物語の始まりを感じていました。

市で出会う日常の風景

大都市・北京の中心地に向かう途中で立ち寄ったのがスーパーでした。

煌々とした看板に吸い寄せられるように足を踏み入れると、そこには現地の人々の暮らしが広がっていました。色とりどりの果物、調味料、そして日本ではなかなか見かけないスナック菓子の数々。

旅行中に観光地を巡るだけでなく、こうした庶民的な空間に立ち寄ると、その国の息遣いを感じることができます。北京の街の豪華さとは対照的に、この小さなスーパーには生活の温もりが詰まっていました。

本場の北京ダックに舌鼓

今回の北京滞在で外せなかったのが「本場の北京ダック」です。ガラス張りの厨房では、丸ごとの鴨が吊るされ、炭火でじっくりと焼かれていました。黄金色に輝く皮が香ばしい匂いを放ち、料理人の手によって丁寧に切り分けられていきます。

皿に並べられた北京ダックを一口。パリッとした皮の食感、脂の甘み、そして薄い皮で巻いて口に運んだ時の調和。どれもが完璧でした。

シンプルながら奥深い味わいに、思わずため息が漏れてしまいます。旅先で味わう料理は、その土地の文化そのもの。本場の北京ダックは、まさに北京という街の力強さと繊細さを一皿に表現しているようでした。

夜市に広がる食と笑顔

夜になると、北京の街はさらに賑やかさを増します。屋台には串焼きや炒め物、そして果物を飴でコーティングした「糖葫蘆(タンフールー)」が並びます。赤や緑の果実が照明に照らされ、まるで宝石のように輝いていました。

そこで出会った飴細工の職人は、観光客に笑顔を向けながら巧みに飴を伸ばし、鳥や馬の形を作り上げていました。その鮮やかな手さばきに見とれてしまい、思わずひとつ購入。甘さの中に職人の情熱を感じる、忘れられない味になりました。

食べ歩きをしながら歩く街並みは、昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。ライトアップされた建物、行き交う人々の笑顔、そして漂う香ばしい匂い。夜の北京は、まるで大きな祝祭のようでした。

王府井の夜に溶け込む

北京の繁華街・王府井(ワンフージン)にも足を運びました。煌びやかなライトに照らされた街並みは、眠らない都市の象徴。ブランドショップから屋台までが立ち並び、地元の人も観光客も肩を並べて歩いています。

この大通りを歩いていると、ただの旅人である自分も、北京という都市の大きな物語の一部になったような気持ちになります。ふと立ち止まり、夜空を仰ぐと、時計台の針が静かに進んでいました。その光景は「時の流れの中に旅を重ねているのだ」と教えてくれているようでした。

北京で刻まれた旅の記憶

北京での滞在は短いものでしたが、街のエネルギーと食文化の豊かさを存分に感じることができました。バスに揺られながら見た街の姿、スーパーで垣間見た日常、本場の北京ダックの香ばしさ、夜市で出会った笑顔、王府井のきらめく光。

どれもが旅のひとコマとして、自分の記憶に深く刻まれました。次の目的地・トルコに向かう前に立ち寄った北京は、単なる経由地ではなく、ひとつの大きな物語を持つ都市として自分の心に残り続けています。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
9年前に始めたBLOGも750記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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