水の都で味わう〜セレクトと地元チケッティの贅沢時間〜

2024.11.27

イタリアの旅がついに始まりました。今回は、北欧のフィンランドから地中海のイタリアへと移動し、なんとイタリアを徐々に南下し、2週間かけて最終目的地シチリア半島まで行こうという計画です。

今回はヴェネチアへの到着から、一日を締めくくるまでの細かな体験をじっくりとご紹介します。

空港から宿へ:静けさに包まれるヴェネチアの夜

ヘルシンキから飛行機に乗り、イタリア北部のヴェネチアへ。

上空から眺めるヴェネチアの街は、水に浮かぶ迷宮そのもの。青い海と運河の間に広がる赤茶色の屋根が印象的で、窓からの景色を眺めながら期待が高まります。

空港に到着後は、手際よくバスに乗り込み宿泊先へと向かいました。

移動中、車窓から広がるイタリアの風景にはどこか懐かしさと新鮮さが混じり合い、旅の始まりを感じさせてくれます。

宿に到着したのは夕方。荷物を預けを置いてすぐにチェックインを済ませます。

トム・ウェイツの看板のところが今回の宿。

イタリアらしからぬ POPな内装の宿でしたが、コンテンポラリーな要素が入った雰囲気で個人的には落ち着けるいい宿でした。

その後は、近くのレストランへと向かいました。

レストランのメニューを開き、最初に選んだのは地元の名物、ムール貝たっぷりのパスタ。蒸されたムール貝の旨味がパスタに絡み合い、シンプルながら奥深い味わい。

これが本場イタリアのパスタか〜!と感動したのを今でも覚えています。

レストランの明るいスタッフたちと少し言葉を交わしながら、静かで温かな夜がゆっくりと流れていきます。

モーニングから旅の準備

翌朝、陽が差し込む静かなホテルのダイニングで朝食をいただきました。大きな窓の外には色鮮やかな花が飾られたバルコニーが並び、イタリアらしい光景が広がります。

朝食には、香ばしく焼き上げられたベーコン、ジューシーなソーセージ、新鮮なサラダが並び、どれも満足感たっぷり。食後にはエスプレッソを一杯。濃厚な香りとともに目覚めのひとときを楽しみました。

朝食後は、ヴェネチア市内へ向けて準備を整え、初めてのイタリア鉄道に乗るために駅へと向かいました。

初めてのイタリア鉄道

駅に到着すると、イタリア鉄道独特の雰囲気に包まれました。駅の構内は観光客や地元の人々で賑わい、駅員の活気ある声が響きます。列車の切符を手にした時点で、旅のテンションは最高潮に。時刻表を確認しながらホームへと向かいます。

車内に乗り込むと、広々とした座席と大きな窓が目に入り、車窓からの景色を楽しむ準備が整います。電車が動き出し、しばらくすると窓の外に運河が広がり始めました。

青い空の下に水の都ヴェネチアの街並みが姿を現す瞬間、その光景に思わず息を飲みました。

地元情報を教えてもらう

ヴェネチアへ到着してからテラス席のあるレストランへ入って偶然出会ったのは、日本人のあきこさんとそのアメリカ人のご主人。

お二人は長年ヴェネチアに通い続けているとのことで、現地の文化や楽しみ方についてたくさんの情報を教えてくれました。

特におすすめしてもらったのが、「チケッテイ」と呼ばれるヴェネチアの伝統的な小皿料理。

あきこさん曰く、バーカロと呼ばれ提供されるこの料理は、地元の新鮮な食材を使った一品が多く、軽い食事としても、飲み物と合わせて楽しむにもぴったりとのことでした。

また、お二人が親切にいくつかのお店を教えてくれたおかげで、その日の計画がさらに充実したものになりました。

セレクトという赤いお酒

「セレクト(Select)」は、ヴェネチア発祥のリキュールで、スプリッツのベースとして使われることで知られています。

この赤いお酒は1920年にヴェネチアで誕生し、アペリティフ(食前酒)として長く愛されてきました。その特徴は、30種類以上のハーブやスパイスをブレンドした複雑なフレーバー。甘さとほろ苦さのバランスが絶妙で、ヴェネチアの地元っ子たちにとってはスプリッツを楽しむときの定番の選択肢です。

セレクトを使ったスプリッツは、鮮やかなルビー色が目を引き、見た目にも華やか。プロセッコとソーダを加えて作るこのカクテルは、軽やかで爽快な味わいが特徴で、チケッティなどの軽食と非常によく合いました。

ヴェネチアのチケッテイと美味しいお酒

ヴェネチア市内に到着し、早速あきこさんに教えていただいたバーカロの一つを訪ねました。

カウンターにはタコのマリネ、白身魚のフリット、イカ墨を使った料理など、どれも美味しそうなチケッテイが並びます。

チケッティの食べ方は1,2食注文し、サクッと食べて次の店に行く。というが地元民の食べ方だそうで、スペインのバルのイメージ。

一皿ずつ試してみると、どれも新鮮な食材と絶妙な味付けが際立つ一品ばかりでした。

特に気に入ったのは、エビとズッキーニを使ったフリットと、トマトをベースにした魚介のソース。これに合わせていただいたのは、もちろんセレクト。

ヴェネチア滞在中は20杯は飲みました。フルーティーで爽やかな口当たりが料理の味を一層引き立ててくれました。

地元の人々と同じ空間で食事を楽しむ時間は、イタリア文化を間近に感じる特別な体験となりました。

初日の締めくくり

ヘルシンキからヴェネチアへの移動、現地の美味しい食事、そして人々との温かな交流。初日は、イタリアならではの魅力をぎゅっと詰め込んだような一日となりました。

ヴェネチアならではの小皿料理や、お二人との出会いが、この地での冒険に特別な彩りを加えてくれました。翌日は、いよいよヴェネチアの街を本格的に巡る予定です。

この水の都で、どのような新しい発見が待っているのか、期待に胸を膨らませながら静かな夜を迎えました。

次回からヴェネツィアを思いっきり探求してきます。

Ciao!!!

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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