さて元旦から経営視点の記事を書かせていただきまして、早速、先輩の経営者仲間からフィードバックをいただきましたので新年から連日投稿です。
元旦に書いた記事を見て頂き、どんなお声を頂いたかと言うと…
「マッキンゼーも最終結論は一緒なんだけど、「分析」「理性」「理論」を重きに意志決定基準の行き着く先はコモディティ化するんだよね。簡単に言うと、考える方向がみんな一緒ってコト。そうなると、直ぐに斜陽化(陳腐)するんだよね。」
まさにその通りだと思いますし、その先にさらなる差別化が必要だ私個人的にも必要だと感じています。
「情緒」を見える化するということ。
さらに、私の「デザイン」というお仕事をこんな視点から考えていただきフィードバックをもらいました。
例えば飲食店。
1. 普通の店は、ハンバーグのみ提供
2.視覚を意識して、追加して温野菜を盛り付けて提供
3.聴覚を意識して、熱々の鉄板で提供
4.更に聴覚を意識して、お客様のテーブルでソースをかけてライブ提供
5.で、聴覚・視覚を更に意識して、お客様のテーブルでチーズをかけてライブ提供
「1から5の順に「感性」を軸にすると「情緒」を見える化することが、タカシの強み更に伸ばして行けるんじゃないかなと思う。」
いやはや…その通り過ぎて正月からテンション上がりまくっております。
通常の店舗(サービス)は美味しい料理のみを提供していることに対し、その先の感動値を体験というカタチで「デザイン」できるかという話。
最終的にブランド力の向上につながる
今までは「厨房内で済ませていた」こと。そこから先の2から5の順番。
それをお客様の前で演出することにより、料理の味が何か特別変化するわけではないのだけど、お客様が得られる「感動値」は絶対に違ってきますよね。そのくらい明らかにライブ感って大事だと思います。
上図のように、論理的に伝わる価値(=機能的価値)はもともと想定しているターゲットの開拓には向いていて、感覚的に伝わる価値(情緒的価値)は考えてもみなかった潜在顧客の開拓に向いています。
論理思考よりもデザイン思考の方がイノベーションを生み出しやすいとよく言われますが、それと同様に想定外の顧客を獲得するには顧客側で自社技術を活用する方法を閃いてもらわないといけません。
この閃きを起こすには機能的価値よりも情緒的価値の方が適していると考えられるからです。多くの企業が課題として抱えている技術・製品の用途開発を実現するためには、情緒的価値にフォーカスしたブランドを構築する必要があるのではないでしょうか。
「モノ」を売らずに「体験」を設計する
つまり、デザインとは何も視覚的なビジュアルだけに特化したものではなく、サービスや商品を提供したお客様(相手)の感動値をいかに設計するかがとても重要です。
以上のことから「モノ」を売らずに「体験」を設計する手法が時流も含め、一番マッチしているカタチであると結論付けました。
自身のデザインという仕事を通じ、地域で最も提案力のあるデザイナーを目指して2020年も邁進していきいたいと思います。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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