カリフォルニアの太陽がまだ眩しく残るなか、自分は次の目的地、ミズーリ州セントルイスへと向かいました。
目的はJCI(国際青年会議所)での公式なプログラム参加と、2025年度世界会頭・下山田会頭のセクレタリーチームとしての帯同です。
そう、実はこれまでの旅では、スーツケースの中に「スーツ」と「ネクタイ」「革靴」を忍ばせながら旅を続けていたのです。笑
セントルイスへの途中、空港でのトランジットでは、久しぶりにパンダ・エクスプレスを見つけて思わず立ち寄りました。
フライドライスの上に、甘辛ソースのかかったチキン。ああ、この味、懐かしいなと思いながら、胃袋だけでなく心も少しだけ落ち着いたことを覚えています。
到着したセントルイスは、まさかのマイナス16度。街一帯が雪に包まれており、風景そのものがまるで白黒写真のよう。空港を出た瞬間、キーンと肌を刺す空気が頬を貫きました。
出迎えのバスに乗り込むと、すぐさま市内へ向かいますが、その道中だけでも何台もの車がスリップ事故を起こしており、交通の混乱を目の当たりにしました。
自分たちの訪問はまさに極寒の真っ只中。けれども、この地に降り立ったという事実そのものに、言葉にならない重みがありました。
JCIの原点を訪ねて ― “We Believe”の魂
到着した翌日、向かったのはJCI本部。ここは、ギッセンバイヤー・ジュニアという青年が、一つの想いから立ち上げた世界的組織の出発点でもあります。
館内に掲げられている「The JCI Creed(JCI信条)」は、文字通り、自分たちの精神的なバックボーン。そこに記された言葉は、今もなお世界中の青年たちを突き動かす原動力になっているのです。
“That service to humanity is the best work of life.”
「人類への奉仕が人生最大の使命である」
この一文に触れた瞬間、まるで心の奥底に灯がともるような感覚がありました。
長年、青年会議所に携わるなかで、何度も目にしてきた言葉なのに、ここで改めて見るとまったく違った意味で響いてきます。
現地では、JCIの創設者を称える展示の前で記念撮影も行わせていただきました。
ひとつの小さな信念が、いまや世界中に広がる組織に成長している。この空間にいるだけで、その歴史と重みが自然と感じられるのです。
世界が集う理事会、志で繋がる仲間たち
そしていよいよ、2025年度のJCI理事会がスタート。
世界各国から集まった理事や役員たちが一堂に会し、緊張感ある中での第一回会議が幕を開けました。
自分はセクレタリーとしての任務があるため、会議中もサポートに徹しつつ、必要があれば通訳や議事録の補足も行います。
言語も文化も違うメンバーたちですが、共通しているのは「未来をつくりたい」という想い。
ここには、国家の利害や政党の色はありません。ただ、地域と人のために、自分たちができることを探し、行動に移そうとする青年たちの姿勢があります。
夜にはレストランでステーキを囲みながら、国を越えた交流のひととき。
分厚いビーフにナイフを入れながら、ワインを片手に話すその時間が、また不思議と心を解きほぐしてくれるのです。
次回は国際グループとの合流あり、セントルイスの魅力へ迫ります。
この記事を書いた人

- 代表取締役
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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9年前に始めたBLOGも750記事を超えました。
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