フィンランド・オウルで味わう川サウナ 〜特別な出会いと絆を深めた夜〜

2024.11.09

フィンランド・オウルでの滞在中、ぜひとも体験してみたかったのが、川に浮かぶ「フローティングサウナ」でした。

日本でも「無類のサウナ好き」な僕は、今回のフィンランドはとても楽しみで仕方がなかったです。

フィンランドでサウナは生活の一部であり、リラックスとコミュニケーションの場として根付いていることは聞いていましたが、この「川に浮かぶサウナ」はまた一味違った魅力を備えています。

筏の上に作られたサウナに入り、しっかりと汗をかいた後は、なんとそのまま隣の川へと飛び込むのです。

白夜の涼しげな空気の中で体験する水風呂は、まさに自然そのもの。

川の流れに身を委ねていると、北欧ならではの自然の中で生きている実感が湧き上がり、自分の身体がフィンランドの自然と一体になったような感覚を味わうことができました。

サウナに入っている間も、川のせせらぎと風が心地よく響き、窓の外には白樺林が広がっています。

こちらのサウナは、なんと白樺をサウナの燃料にするスタイルです。

サウナから外を眺めていると、白樺の木々が太陽の光を受けて美しく輝き、その光が川面に反射してゆらゆらと揺れている様子は、まるで自然の絵画を眺めているようでした。

体がしっかりと温まった頃合いを見計らってサウナを出ると川が「水風呂」として待ち構えています。川の水に飛び込んだ瞬間、心地よい冷たさが体に染みわたり、一気にリフレッシュされるのを感じました。

川に浮かぶサウナでは他の利用者とも自然と交流が生まれ、フィンランドの人々がどのようにサウナを楽しんでいるのかを目の当たりにしました。サウナはただの入浴ではなく、親しい人や見知らぬ人との会話を楽しむ社交の場でもあることが伝わり、フィンランド文化により深く触れることができました。

JCIフィンランドと過ごすGALAパーティー 〜国際交流のひととき〜

サウナでのリフレッシュを楽しんだ後、夜にはJCI(Junior Chamber International:国際青年会議所)フィンランド主催のGALAパーティーに参加。

GALAパーティーはJCIの会議の一環として開かれる特別な夜で、世界中から集まったメンバーとともに交流を深め、国際的な友情を築く場となっています。

この夜、参加者たちはそれぞれの国の文化を紹介し合い、意見を交わし、互いの絆を深めていきました。

フィンランドならではの洗練されたデザインが施された会場は、シンプルでありながらも温かみを感じさせる北欧らしい空間でした。白夜の光がまだ少し残る中、会場は上品な照明に包まれ、参加者たちはそれぞれの文化や取り組んでいるプロジェクトについて語り合っていました。

日本からの参加者として、自分が取り組んでいるプロジェクトについて紹介すると、フィンランドや他の国のメンバーが興味深く耳を傾けてくれ、そこから自然と会話が広がりました。とりわけ、環境保護や教育の分野に関心が高いフィンランドの参加者からは、多くの学びが得られました。

写真はトナカイのステーキ。

中でも、フィンランドJCに所属する日本人の方と出会えたことが、思いがけないサプライズとなりました。その方は、日本からフィンランドに渡り、現地で長年活動されている方で、偶然にも自分が過去に愛用していた「ビンゴブラザーズ」のピアスをつけていらっしゃったのです。

ピアスに目が留まった自分が「それ、ビンゴブラザーズのピアスですね!」と話しかけると、「どうして知っているのですか?」と驚かれ、そこから一気に話が盛り上がりました。

「実は、昔自分も同じブランドのピアスを愛用していたんです」と伝えると、彼も同じ時期にビンゴブラザーズに興味を持ち、今でもそのピアスを愛用していると語ってくださいました。

偶然の一致に驚きつつも、日本とフィンランド、国を越えてつながりを感じるこの瞬間が、何とも言えない喜びと共感をもたらしてくれました。
お互いの過去と今を結ぶこの小さな「共通点」によって、距離が一気に縮まり、友情が芽生えるきっかけとなったのです。

JCI会議を通じて得た新たな視点

GALAパーティーでの交流を通じて、異なるバックグラウンドを持つ人々が、それぞれの考えや価値観を共有し合う場がどれほど貴重なものであるかを改めて感じました。JCIの会議では、世界中のメンバーが集まり、地域や国の枠を超えて協力し、共通の目標に向かって努力する意義が語られます。この会議の場では、環境問題や地域社会の課題、国際協力に関するさまざまな取り組みが紹介され、自分の考え方や視野を広げてくれる多くの意見が交わされました。

たとえば、フィンランドのメンバーは環境保護活動に強い関心を持っており、サステナビリティに向けた具体的なアクションについて積極的に提案をしていました。

フィンランドでは、再生可能エネルギーの導入や自然環境保護への取り組みが進んでおり、それが社会全体の目標として根付いていることが話し合いの中でわかりました。こうした意見に触れることで、日本に戻ってからの自分の活動にも新たな視点を持ち込むことができそうだと感じました。

また、会議後の交流会でフィンランドの伝統文化や生活習慣についても多くを学びました。サウナや自然との調和を大切にするフィンランドの生活文化は、彼らの価値観に深く根付いており、その慎ましい姿勢に学ぶべきものが多いと感じました。特にフィンランドのサウナ文化には、リラックスするだけでなく、仲間同士で交流を深め、心の距離を縮める役割があることを知り、非常に興味深く感じました。

 

フィンランドと日本を結ぶ共通点

今回のGALAパーティーでの交流や、フィンランドでの日々の体験を通じて、異文化理解の深まりを実感しました。中でも、日本とフィンランドを繋ぐ小さな共通点に触れる機会が得られたことは、自分にとって特別な出来事でした。フィンランドで活動する日本人の方との偶然の共通点「ビンゴブラザーズのピアス」は、お互いの記憶に残る瞬間となりましたが、この出会いが国境を超えて共感し合える関係を築くきっかけになったのです。

このような小さな共通点が、異国の地で出会った人々とつながりを築くきっかけとなり、国際交流の深さと面白さを実感させてくれました。JCIのメンバーとして、日本に戻ってからも、フィンランドで学んだ視点や交流の経験を活かし、地域や社会への貢献に生かしていきたいと感じています。

また、異なる背景を持つ人々と心を通わせ、新しい視点や知識を得る機会は、今後の自分自身の成長にもつながるものであると確信しています。

こうしてフィンランドでのGALAパーティーをはじめとする一連の体験は、オウルの美しい自然や白夜の静けさの中で、異文化交流の素晴らしさを存分に感じさせてくれるものでした。

サウナやGALAパーティーでの交流を通じて、日常を離れて異国の人々と過ごす時間が、心の距離を超えた絆を育む貴重な機会であることを強く実感。

次回はフィンランドのオウルからヘルシンキまでのロードトリップ。お楽しみに。

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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