連休も終わり、久しぶりに僕はライブを見に行ってきた。4月は本当に身体がいくつあっても足りないくらいの来日アーティストが多かった。
実にライブはコロナ以降は初だったし、実に4年ぶりの期間を経て参戦。
まず一人目は、レジェンドのひとり。
ボブ・ディラン。
写真はオフィシャルサイトから
ノーベル文学賞も受賞したシンガー・ソングライターのボブ・ディラン。
僕が14歳ごろからビートルズと平行して聴き出し、「風に吹かれて」「時代は変わる」が入ったベスト盤を当時はよく聴いたりして。
そして19歳ごろから彼の書く「詩の意味」への探求した。よくディランと同じ歳に書いた曲の歌詞を考えろ。なんて言うけれど、今考えてもディランが20代前半によくあんな歌詞が書けたな。と思う曲がいくつもある。
それはその歌詞の意味だけでなく、彼が生きた1960年代の「時代」を取り巻く情勢を考えて欲しい。
公民権運動、泥沼化するベトナム戦争に対してそれを反対方向から疑問を投じる内容。
僕が敬愛してやまないピーター・バラカンさんも。
12歳に聴きはじめたボブ・ディランからまず正義感を学びました。世界の見方はそれでかなり変わったと思います。21世紀の今こそ正義感が不可欠で、年齢を問わず彼の音楽を皆に紹介したい。
2017年に書いたこの記事でもディランを紹介しているけど、死ぬまでに一度は「生」で観たいミュージシャンの一人だった。
そして、ついにその夢が叶ったのは本気で嬉しかった。
会場は愛知県芸術劇場。
エントリーゲートのチェックは空港並みに厳重で(笑)
双眼鏡やカメラはおろか、全員スマホまで入り口で独自のロックが掛かったバッグにいれられ没収される始末。
そのほか電子機器に関しても没収。というテロ対策ばりの厳重体制。
流石にこれはやりすぎだろ。って思ったけどルールなので仕方ない。
日本公演最終日は開演時間と同時にスタートした。会場は8割程度埋まった状態。薄暗いステージの中にディランが現れおもむろにピアノを弾き出した。
写真はオフィシャルサイトから
この感覚は初めてポール・マッカートニーを観たと時と同じくらい鳥肌が立つ。最近のあのディランの「声」で歌い出し、声量ともに80代の男は思えない抜群のヴォーカルだった。
ギターは噂通り、一度も持つこともなく、ほぼ知っている曲はなかったけど、最後に演ったグレイトフル・デッドのTruckin‘は会場大盛りあがり。
1時間45分の演奏は本当に夢の時間だった。今なお、昔のヒット曲を一切歌うことなく、「我が道を歩く」姿勢が本当にボブ・ディランらしい生き方。
今なお、常に新しい音楽を追求してる一人の音楽家として一面に改めて心を奪われた時間だった。
“Mr. Tambourine Man”
Bob Dylan
次回は、これも4月に行った3度目のエリック・クラプトン体験談を。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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