処世術。
大辞泉で調べると「巧みな世渡りの方法」とだけある。
実にシンプルだが、処世術というは奥深い。巧みな世渡りとあるが処世術というのは自分を守るために発揮されるものだと僕は考えています。
誰だって自分が可愛い。
自分が認められたいし、自分が傷つきたくないもの。
そのために予防線を張ってしまう。
仕事でミスをしても怒られないようにしようとする予防線もあれば、自分が責任を取りたくないがゆえの予防線。
誰かに怒られないように自分を守ったりすることもあるだろうし、過去の記憶の中から無意識に自分が最も傷つかない方法を選択してしまうのだろう。
それが処世術なんじゃないかな。
だがしかし、行動には必ずリスクが伴うもの。
以前に努めてた会社で「上司に怒られないように仕事をしている」言ったと人が居て、えらくその上司に褒められているのを見て、ずっと「???」と疑問が残っていたのを思い出しました。
あの時の違和感は、今も変わることなく「社長」という立場になっても変わってません。
さて、皆様に質問です。「上司に怒られないように仕事をする」というのが正義でしょうか?
なんのために(どんな姿勢で)仕事をするか。という部分が大切だとするのならば「お客様に喜んでもらうために仕事をする」の方がうんと好感を持てます。
仕事内容にも寄るとは思いますが、上司に怒られないようにしたところでその人の成長に繋がるでしょうか。
時にはぶつかり合い、自分が信じて止まない事を主張する。たとえ口論になったとしても、部下が意見をぶつけてきたことを受け入れる度量がなければ、社長なんてやってられないでしょう。
摩擦を恐れていては前進しない。
電通鬼十則の1節にこんな言葉がある。「摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。」
そう、摩擦や自分が傷つくリスクを恐れてはいけない。
何も行動しないことが最終的には大きなリスク。大きな摩擦を最後に生むこともあるからね。
日々是前進。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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