むしろその気持ちは、やっと鎖が外れたような気さえしていた。
自分は自分の道をゆけ。
その道中にまた愛する人を見つけた瞬間もあったから、なんかこの人生も悪くないぞと僕は常に思っていた。365日。そう。嘘ではない。
あの時に誓ったはずの若気の至りの約束さえ。
切なさ過ぎゆく昨日よりも、明日を。
「夢を食っていけた時代もあった」なんて、60歳に成りそんなダサい終わり方で死なないために、時として犠牲を払わないといけない時もある。
そんな大人の背広を見て、せせら笑うような生き方よりも。もっと、足元踏みしめてこれからを見据えて行こうじゃないか。
形あるものはすべて崩れる、形なんかなくても一緒だ。
無垢に生きるという代償を。
昔の人が言った「30歳以上は皆、敵だと思え。」の言葉の意味が。自分が30を越えてもう一度考える。
他人が書いた、走り書きの上をなぞる人生よりも、自分で書いた線をたどる人生を行きなければ。
そのすべてが、決して輝かしい!とは言えないかも知れないけれど、転んだって良いじゃないか。
幸いにも日本には「七転び八起き」という言葉がある。

人生で一番確固たるものだと思っていた土壌を失くした自分が見てきたものは。
この一年見てきたものは、一体なんだったのだろうか?
もうすぐ、僕が住む街にも雪が降る。
振り返ると、去年のほうがうんと降るのが早かった。
不思議と雪が降る日はしんと静まり返るの。誰かが言っていたのを思い出した。
その昔、大好きだった、しんと静まり返った静寂の雪の夜に。
そんな誰にも決められようもない、これから先の未来を思いながら、更けゆく夜を見る。
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