大人ほど利口じゃなく、子供みたいに幼稚じゃない。
そんな特別な時期が人間にはある。
それが「ティーンエイジャー」という短い期間だと僕は思う。
この記事を読んでくれている人の若かれし頃、どうでした?って聞いてみたい。
夢中で受験勉強をした人、スポーツを一本で頑張った人、とにかく遊びまっくたという人。思いっ切り大恋愛をした人。脇目も振らず夢に向かってただただ突き進んだ人。
人によって様々なシーンがあったと思う。
一言ではなかなか言い表せないんだけど、僕のティーンエイジャー時代を振り返ると、何をするにしても楽しかったし、そしてつまらなかったな。
何というか、絶頂と虚無の波が行ったり来たりと激しかった。
30歳以上はみんな敵だと思ってたし(笑)、親という存在と距離を置きたくなったのもこの頃だと思う。
ところで先日、知人に最近の日本のアーティストで誰聴いてる?と聞かれた。
ほとんど邦楽は聴かないんだけど、聞かれたことにはちゃんと答えようと思った。
GLIM SPANKY(グリムスパンキー)
毒にも薬にもならない音楽がもてはやされている日本で元気をもらったアーティスト。
まずジャケットがイカしてる。(笑)
僕は日本の音楽シーンについて疎いから、このバンドがそもそも有名なのか無名なのかわからない状態で取り上げるんだけど、2年ほど前だったかな? Inter FMという東京のラジオ局があってそこの何かの番組でGLIM SPANKYの「大人になったら」という曲が流れたわけなんだけど
ルーツは70’s
もう一発聴いただけでノックアウトだった。
僕はこのバンドの全ての曲を聴いたわけじゃないけど、曲にハモンド・オルガンのサウンドを入れる辺りや、ルックスも70年代の音楽に影響をモロに受けてるな〜。って感じで
世の中の動きや流れを、思い切り斜めの角度から見る感覚。
大事だと思う。
現代社会に対し、皮肉を交えながらも決して悲観的な言葉だけを並べるだけじゃないく、十代の甘酸っぱさを上手く表現していて◎
独自のハスキーボイスが特徴的な松尾レミさんは、子供ころから近所のゴスペルチームに所属していたとか。
しかもこのお父さんが生粋の洋楽レコードマニアだそうで…
う〜ん。納得。
きっと小さい時から、クリームやスペンサー・デイヴィス・グループなど60’s〜70’sのロックなどを聴いて育ったんだろうな。
ビートルズが好きすぎて、当時MDウォークマン(懐かしい)で聴いていた15歳の頃の自分に、悶々としていたあの頃の自分に、そっとこの曲を聴かせてやりたくなった。
人生において、「あの時こうしてたら…」なんて考えた事は沢山あるわけで
でもきっと言えるのは、十代の時の自分にどんな曲を聞かせたところで
今のような道を選んでたんだろうな。
うん。そういうもんだ。
※イメージ写真は親友Jonny。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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