コロナウイルスの集団感染が恐れられ、その影響で街の経済が低迷しています。3月9日、ダウ工業株30種平均は前週末比2013ドル安の2万3851ドルで終え、下げ幅は過去最大を記録した。
主要指数は軒並み7%以上下落。S&P500種株価指数は新制度が始まって初めての「サーキットブレーカー」が作動し、15分間、株の取引が強制的に中断されてしまいました。
飲食店も、小売も、サービス業もその影響を受けている人たちもいます。実際に僕のデザインのお仕事でも、予定していたイベントなどが延期、中止なったりと、受注側にも少なからずその影響が出始めています。
慌ててもいいことはありません。暗いニュースばかりで、ちょっと個人のマンパワーでは明らかにどうにもならない流れです。
こういうときこそ、冷静に大切なことを忘れないように、この日は、そんなコロナウイルスとはほぼ無縁の遊びをしに滋賀の山奥へキャンプへ。
都会の便利さも理解しながらですが、田舎特有の数十分車を走らせると自然に触れられる環境に本当感謝です。
AI、IoT、5Gだの騒がれていますが、それはそれでテクノロジーの発達という点では大変素晴らしい進化ですが、もっと大切な事を思い出そうと自然と向き合ってきました。
僕たちは生活の利便性を上げるが一心でこの50年程文明を飛躍的に発展させていきました。
しかし、その結果、自分から火をおこしたりして料理をしたり、テントを張って、ジプシーのような生活から程遠い生活があまりにも深く根付いてしまっている気がします。
資本主義に走れば走るほど、人間味というものはどんどん薄れていき、お金持ちだけが勝つ世の中になってしまってます。
それが、あるべき姿であるのならば、人なぜ、キャンプや、自然に回帰するようなことを潜在的に望むのでしょうか。
幼き時代に観た残像を追っているからでしょうか。いや、それとも「便利な世の中」に飽きてしまっているのでしょうか。
その答えは、きっと人それぞれ違うと思います。
火を見て我を見返す。
こんなシーンがきっと僕の人生でもっと回数も増えていくと思う。
揺るがないものがあるとすればそれは一体、何なのでしょうか。
これだけの経済クラッシュを目の当たりにして、デジタルの塊であるMacBook Proを開きながら、カタカタとキーボードを打つ自身を映し鏡にして今、感じていること、そしてこれから行おうとしている事業を頭の中で回想させ、「今」という立ち位置で「できること」を急ぎ足でこなしていきたい。
どんな状況でもやはり、「人」に寄り添う存在でありたい。
それは、自身が新しく動き出すこれからの事を踏まえて。薪を積み、燃える炎で暖をとり、食材を置き腹を満たすという、生きていく上での原理原則を体現すること。
こんな時代だからこそ、これもまた大事なことの様に感じています。
ゆっくりと、着実に明けゆく夜空を見ながら。
“Many Rivers To Cross”
Jimmy Cliff
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この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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