世の中もWixもそんなに甘くないよという話

2017.06.22

最近リスティング広告や動画広告でも目にすることの多いWix

先日、お客様からもこのWixについてお問い合わせがあったので、今日はWixを使ってこれからサイト制作をしようかなと思っている人に向けての記事です。

無料制作ツールWix

まず素早くローコストでサイトを制作できるので便利なwix
まずはメリットとデメリットを上げていきたいと思います。

Wixのメリット

  • HTMLの知識が要らず直感的にサイトの制作ができる
  • デザインイメージの中からテンプレートを選べる
  • 無料でサイトを構築できる
  • システムが自動更新がされる

 

Wixのデメリット

  • 中小企業が求めるレベルの細部のカスタマイズができない
  • 作りこめば作りこむほどサイトのページ遷移速度が遅い
  • 独自ドメインの取得・設定にはお金がかかる
  • 検索順位を上げるSEO対策が難しい
  • 無料版だと全ページに広告が表示されてしまう
  • お金を払わないとサーポートが受けられない
  • コードがエクスポートできない

 

ざっと列挙しましたが、この中で最も注意したい点。
それはコードをエクスポートできないという点です。

コードが書き出せない

うん?よくわからない?と思われるかもしれませんが、実はWixはサイトを構築しているソースコードを書き出すというオプションを提供していないんです。

いや、別にWixを批判しているわけではなくて、実際にそういうサービスだという事を認識しておくという事は必要だと思います。

試しにWixで作られたWEBサイトを右クリックして「ページのソースを表示」という部分をクリックしてもらうとお分かりの通り、コンテンツ内のデータ全てJavascriptで書き出されたソースが表示されます。タグの構成等が一切わからないというもの。

で、何がいいたいかというとWixで制作されたWEBサイト自体はその人の所有物だけど、サイトを構築している実際のソースコードは事実上Wix側に持っていかれています。つまり、ページの内容をテキストも形式も何ひとつ、ファイル等にしてダウンロードすことはできないというわけです。

他に乗り換える時に面倒

これって製作者や開発者側からするとかなり問題でして。。。例えば、上記に書いたようなサイトを新たにリニューアルを依頼された時、ほとんどの制作会社は、いやーな顔をします。というかほとんど断られてしまいす。
何故って既存のデータをダウンロード出来ないわけですから(笑)コンテンツやスタイルをそのままで他のCMSにお引っ越しという場合でも、ゼロベースで作り直すのと等しい作業が待ってるという訳です。

去年にこの事実を知った時、「世の中ってうまくできてるな〜」と関心してしまいました。

まぁそれくらいのある意味囲い込みがないと、ユーザーが他に流れてしまうのでしょう。

これが最終的にググるとよく出てくる「Wixと心中するしかないパターン」というのがが多くなる理由です。

まとめ

Wixと心中するしかないパターンというと聞こえは悪いですが、例えば期間限定のプロジェクトやイベントの宣伝のためだけにWixを使ってサイトを作るというのは全然OKだと思います。とにかくコストをかけずに、広告が勝手に表示されても多少のイメージを犠牲にしても作りたい!というのもOKだと思います。

しかし、小規模のショップや中小企業のサイトの場合、長期的なスパンで見たときに必ずと言っていいほど「リニューアル」や「追加」といった作業が入るタイミンが来ます。
この時に、wix側の仕様にどうしても縛られる事になるので「思い通り」にできない部分は運営者サイドからしてもストレスがかかると思います。

こういったサービスは、スピーディーにかつ低コストで作れるのも事実ですが、デメリットもあるという部分をしっかりと理解しておくことはとても重要だと思いますよ。という話でした。

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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