それってさー本当にユーザー目線?

2021.04.23

ネットサービスのディレクションやデザインの仕事をしていると、最初はユーザー目線で創っていた筈なのに、いつの間にかそうではなくなっていくパターンは大きく分けると二つあります。

  1. 収益を稼ぐことを優先する。
  2. 運営側が使わせたいサービスを全面に押し出す。

実感値として圧倒的に

2.のケースのほうが多いです。

なぜなら、皆、「ユーザーのために」必死で考えて持ってきたものだからです。

目線の話

セブンイレブンの鈴木会長だったと思う。

顧客主義について、ありがちな勘違いを何かのインタビューで見事に言い表していた。

「顧客のために」と「顧客の立場に立って」は違う。

子供のために子供を叱っているつもりでも、子供の立場に立ってみればありがたくもない。それと同じ。

顧客主義は、ユーザー目線と同じ意味です。

「ユーザーのために」、これを使ったほうがこのサービスが楽しめるとか、こういう使い方をしたほうが便利だとか、皆が楽しいサービスになるはずだとかは、子供ために子供を叱っているのと同じ思考回路だと思います。

ユーザー視点のありがちな勘違いなのです。

クライアント至上主義について

また、その次によくある事としてクライアントにアドバンテージがいってしまい、制作者サイドにてうまくハンドリングが取りづらくなる状況は多々あります。

「それはちょっと…」と思うものをクライアントの「何がなんでも作りたい」って思いが先行してしまう。

これは悪いことではないですが、結果にコミットさせたいのであれば、やはりプロの意見を問う。

これは非常に重要なフローだと認識しています。

例えば… 誰も料理を食べに行って、厨房に入ってあれこれと食材を引っ張り出して、味付けや調理法を自分で調理しませんよね?

そこには様々な仮説からなる計算があって、そのビジュアルになっているはず。と考えるのが自然です。

実はこのクライアント至上主義論も、つまりはユーザーの立場になっていないケースがほとんどです。

どんな種類のサービスも「使う人」=「ユーザー」がいるのです。そして、そのユーザーの体験によってそのサービスは波及していくかどうか。が決まるものです。

ユーザー目線とは、「ユーザーの立場に立つこと」と「ユーザーために」とは違う。

大事なことです。

 


FIRST MADE

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。

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