知れば知るほど、この業界の奥深さが、分かってくる。
撮影最終日だったこの日は、工場の中も撮影し実際にどのように織られていくかという工程にも触れることができた。
好景気の昭和には年間180万反も生産していた浜ちりめんですが、その後構造的な要因によって全国的にちりめん生産量は減少しています。浜ちりめんの生産量も平成に入ってからは80万反ほどになっています。
仕立屋と職人の拳之くんと一緒に、このプロジェクトを始めさせてもらうにあたって、なにか自分の中でスイッチがバチン!と入った。
魅力あるこの生地たちの魅力を、後世に残そう。
新たな技術も、もちろん大切なのだけれど、昔から手間暇をかけて作られるこの工程を学んでいく度に、この気持は確かに揺るがないものへ変わっていく瞬間を確かに感じた。
そのためには、見せ方も、もしかしたら売り方も変えていく必要があるかもしれない。
滋賀湖北の自然の恵みと、それを理解し、大切に守り伝えてきた職人たちの英知が育んだ「美」の結晶です。
WEBサイトリニューアルの素材も整いましたので、これから本格的にデザインしていきますよ!