バンコク寺院紀行 〜黄金仏と神秘の寺院を訪ねて〜

2024.09.06

さて本日は、過去に何度も訪れているバンコクでやっていなかったシリーズとして「寺院めぐり」がありました。

そもそも、そこまで興味のない分野だったのですが、タイといえば!という感じで観光客の半分以上が経験している寺院巡りに初めてトライしてみました。

ゴールデンマウント (Golden Mount, ワット・サケット)

ワット・サケット、通称「ゴールデンマウント」は、バンコクの喧騒から少し離れた場所にある、高さ80メートルの小高い丘に建つ寺院です。

この寺院は、14世紀に創建され、その後ラーマ1世によって再建された歴史ある場所で、仏塔の頂上からは360度の絶景が。

寺院に続く道は約300段の階段で、その途中には鐘が並び、訪れる人々に祈りの鐘を鳴らす体験を提供しています。この鐘の音は、まるで寺院が語りかけてくるようで、心が静まる瞬間です。

山頂にたどり着くと、金色の仏塔が目に飛び込み、その荘厳な姿に圧倒されます。仏塔を取り囲むように、金色の旗や白い布が風に揺れ、訪れる者を歓迎しているかのように見えます。

また、ここからの景色は、現代的なバンコクのビル群と、古くからの建物が混在する独特のパノラマビューが広がり、時間の流れとともに変わり続ける街の姿を一望できます。

特に夕暮れ時は、太陽が沈むにつれて仏塔が黄金色に染まり、幻想的な雰囲気を醸し出します。
寺院全体が夕陽に包まれるその光景は、まさに絶景であり、バンコクの歴史と自然が融合する瞬間を体感できました。

ワット・パクナム (Wat Paknam Phasi Charoen)

続いて訪れたのは、ワット・パクナムは、バンコクの観光名所としても近年注目を集めている寺院です。特にその巨大な金色の仏像「ルワンポーソムデート」は、バンコクでも最大級の規模を誇り、遠くからでもその圧倒的な存在感を放っています。

この仏像は、寺院のランドマークとして2019年に完成したばかりで、その高さは69メートル、重量は300トン以上にも及びます。堂々とそびえ立つ姿は、バンコクの新たな象徴と言えるでしょう。

寺院の周辺は比較的静かで、参拝者はもちろん、地元の人々が日常的に訪れ、静かな祈りの時間を過ごしています。ワット・パクナムの特徴は、豪華な外観だけでなく、その内部の装飾や、宗教的な教育活動の場としても機能している点にあります。ここでは多くの修行僧が学び、地域社会との結びつきも深く、単なる観光地以上の意味を持つ場所です。

ワット・パクナムの境内は広大で、美しく手入れされた庭園や、清潔な参道が続き、訪れる者を穏やかな気持ちにさせてくれます。また、寺院の敷地内には仏教美術館があり、タイ仏教の歴史や文化について学ぶこともできます。美しい仏像や工芸品が展示されており、タイの宗教美術に触れる貴重な機会を提供しています。

ワット・パクナムの内部 〜幻想の天井画〜

ワット・パクナムの内部に入ると、目の前に広がるのはまるで別世界のような幻想的な空間です。天井には、宇宙をテーマにした壮麗な壁画が描かれており、その中心にはエメラルドグリーンの仏塔が立ちます。

この仏塔は、訪れる者を圧倒するほどの美しさで、特に天井画とのコントラストが見事です。

天井には、無数の星が広がり、まるで宇宙の中にいるかのような錯覚を覚えます。この独特の空間は、タイ国内外の多くの観光客に人気で、近年SNSでも話題となっています。

寺院内の柱も美しく装飾されており、金色の彫刻や、精緻なデザインが施されています。

静かな空間で、足を止めて見上げると、そこにはただただ圧倒される光景が広がり、自然と祈りを捧げたくなるような神聖な気持ちが湧き上がります。この空間は、仏教の教えを感じながら、心を浄化する場所として、多くの人々に愛されている理由がわかります。

ワット・パクナムは、単なる寺院ではなく、現代における信仰の場として、新たな文化の発信地でもあります。

訪れる人々は、その壮大な美しさと静寂の中で、自分自身と向き合う特別な時間を過ごすことができるのです。訪れる者の心に深く刻まれるこの場所は、バンコクの旅を一層豊かにしてくれるでしょう。

ワット・アルン (Wat Arun) 〜暁の寺〜

お次は、バンコクのランドマーク的存在であるワット・アルン。

チャオプラヤ川の西岸に位置する壮大な寺院です。その名の通り「暁の寺」として知られ、日の出を浴びたその姿は息を呑む美しさです。高さ79メートルの主塔(プラ・プラング)は、細かな陶器や貝殻で装飾されており、その繊細さと豪華さは他に類を見ないものです。階段を登りながら、足元に広がる装飾の細かさを楽しむことができ、まるでアートの中を歩いているような感覚に包まれます。

ワット・アルンの歴史は古く、アユタヤ王朝時代にまで遡りますが、現在の形に再建されたのは18世紀のラーマ2世の時代です。塔の上に登ると、バンコク市内と川の風景を一望でき、風に吹かれながらゆっくりと時間が流れるのを感じます。特に、朝日を浴びて輝くその姿は圧倒的で、静かに広がる川の景色と相まって、心が洗われるような気持ちになります。

寺院内には、仏教の教えが描かれた壁画や、美しい庭園が広がっており、訪れる者にタイの文化と歴史の深さを伝えてくれます。また、仏像が祀られた堂内では、静かに祈りを捧げる人々の姿が見られ、その神聖な空気感に自然と心が引き締まります。

タイの人々にとって、ワット・アルンはただの観光地ではなく、信仰の場であり、歴史的な誇りが詰まった特別な場所です。

チャオプラヤ川クルーズから見るワット・アルン

ワット・アルンのもう一つの魅力は、川からその壮麗な姿を眺めることです。チャオプラヤ川のクルーズは、バンコク観光の定番の一つであり、寺院や市場、タイらしい風景を一度に楽しむことができます。

特に、ワット・アルンが夕日に照らされる様子は絶景で、水面に映る寺院の姿が時折波に揺れながら光り輝くのは、まさに絵画のような光景です。川のゆったりとした流れと、タイの伝統的なロングテールボートが行き交う様子が相まって、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせます。

クルーズ船の上から見上げるワット・アルンは、陸上から見るのとは一味違った迫力があります。塔の高さや装飾の細かさが、よりダイナミックに感じられ、改めてその建築美に魅了されることでしょう。また、川沿いにはタイの伝統的な家屋や現代的なビルが並び、バンコクの新旧が交錯する風景を楽しむことができます。

このクルーズの魅力は、ただの移動手段としてではなく、風景と時間の流れをゆっくりと楽しむことができる点にあります。

クルーズは、夜のライトアップされたバンコクの姿を堪能するナイトツアーも人気があり、静かに揺れる船上から眺める街の明かりは、日中とはまた違ったロマンチックな時間を演出してくれます。

風を感じながら寺院を眺め、川のせせらぎと共に過ごすひとときは、バンコクの多面的な魅力を味わえるのでおすすめです。

さて次回は、自身が旅をしてきた中でも、最も好きな国。と言ってもいいくらい大好きなカンボジアへ向かいます。

 

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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