国境を越える音楽のパワー

2017.12.24

この日は僕が敬愛してやまないピーター・バラカンさんの講義へ行ってきた。

NHKFM「ウィークエンドサンシャイン」のDJなどを担当するピーター・バラカンさん。

「国境を超える音楽のパワー」というタイトルでスタート。この日はブルーズやロックというくくりではなく、アフリカはもちろん、モロッコやイラン、エジプトやスペインなど幅広い視野から国境を越える音楽の魅力について、名曲の数々をかけながら語りかけてくださった。

もともとROCKやBLUESなど音楽は昔から好きでよく聴いていた。ワールドミュージックというジャンルも好きで聴いている中でそのほとんどがアフリカにルーツにあるものばかりだったけど今回はそれをいい意味で裏切ってくれる内容だった。

例えば

MAHSA & MARJAN VAHDAT

イラン出身の女性二人組のミュージシャン。
イスラム教の宗教観がおわかりの方は既にお気づきだと思うけど、イラン国内ではスカーフ頭に被っていないのは、まずありえない。

そう。彼女たちは現在、ノルウェーで活動している。
亡命先で歌っている彼女たち。母国の情緒あふれる透き通った声や歌い方などは独自の「はかなさ」を感じます。

国境を越えて尚、歌い続ける彼女たちの歌には胸を打つものがあります。

そして

パキスタンのミュージシャンこんな面白いスタジオミュージシャンがいました。

Sachal

sachal(サッチャル)という
パキスタンのラフォールというスタジオミュージシャン。
シタールやタブラなどの楽器で奏でられる演奏は抜群です。

タリバンの勢力が強くなった時期があり、宗教観で見ると音楽は敵対する存在でもあるのでスタジオミュージシャンの職がなくなった時がありました。

これはなんとかしないといけないと立ち上がったプロデューサーが企画したのが西洋のJAZZを sachalがいつも奏でている楽器で演奏するというもの。

これが大きな反響を呼び、ロンドンでライブアルバムも作ったり、ニューヨークに進出などしたミュージシャン。

YOUTUBEには誰もが一度は耳にしたこのJAZZの名曲Take FiveがUPされています。

 

 

コレは斬新!!一発でやれましたね!テクニックもさることながら完全に自分たちの楽曲として昇華しているあたり。さすがスタジオミュージシャン。

楽曲のオリジナルを知っている人はこの白装束がなんともミスマッチに見えますが(笑)

その他にも、モロッコやドイツなど、普段なかなか耳にすることのないミュージシャンを多数紹介してくださり、また自身の音楽の幅が広がった一日でした。

記念に一枚。

やっぱり音楽は素晴らしい

BLUESやJAZZも音楽も黒人の人たちが作った音楽。
音楽が生まれた訳にはいつも歴史的背景が色濃く反映されている。「虐げられてきた人たち」「社会における不正にNOをいう人たち」など。。。いつもそうだった。

僕もこういった素晴らしい音楽を通じて紹介したり何かしたいな。と思った一日でした。

帰りの栄駅付近では。。。

さっきまで聴いていた異国の音楽とはまた違ったなんとも日本独特の「まったり」とした景色が広がっていた。

誰かを待っている人、手をつなぎ歩く人、たくさんの人すれ違う中、今年ももう終わりだな。と思いながら駅まで歩いて向かった。

夜の名古屋はクリスマスムード満載だった。

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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