香港から深圳へと向かう。
香港島と中国を結ぶ橋が完成したようで、この日はバス移動。
ファーウェイ、テンセント、BYD、DJIは、深センを代表する顔でもあり、ファーウェイは毎年1.6兆円(1,000億元)以上かけて、スマホや基地局や5G関連技術に投資。
従業員の平均年収は69万元(約1,100万円)と厚遇して優秀な人材を集めているそうです。
初めての陸移動でのイミグレを無事に通過し、中国の深圳へ。
深センの特徴は、経済特区という地の利を活かした中国の多くのハイテク企業の本社所在地としての役割としても貢献しています。
今や「中国のシリコンバレー」とも呼ばれ世界でも注目を浴びています。
バスを降りて、そのまま電車で目的地まで向かいますが、ここで中国の洗礼を浴びることに。なんと現金がほぼ使えないのです。
以前にアリペイをダウンロードしていたのでなんとか使えましたが、そもそも『グレート・ファイアウォール(金盾)』という検閲システムを採用し、Googleサービスへのアクセスができないようにしています。それにより、Google Mapsでの移動のアナウンスなどの情報が皆無。
これには、かなり困りましたが、さすが深圳。あありとあらゆるものが近未来化されてました。
レンタルバイクもQRコードで決済すればどこへでも乗って行けます。
原付きなどのバイクも、全てマフラー等がないモーターで稼働するものになっていました。
移動系のインフラなどに関しては、明らかに日本によりも進んでおり、深圳の底力を目の当たりにすることができました。
そして中国といえば火鍋。
日本では、真っ赤なイメージがある火鍋ですが、現地では白色のスープもメジャーなようで。
独特の卵焼きのような料理も、日本ではなかなか食べられないメニューでとても美味しかったです。
さすがは中国四千年、歴史の国です。
餃子も美味しかった。
東南アジアではほぼすべての料理にパクチーが香辛料として使われているのに対して、中国では八角が効いててとてもクセになる味でした。
腹ごしらえを済ませ、向かった先は複製画制作で世界の半分以上のシェアを誇る油絵の街、中国大芬(ダーフェン)。
このエリアでは、いたるところで世界的に有名な絵のモチーフを、熟練の絵描きさんたちが書いて販売していました。
観光客向けの絵のデッサン体験なども非常に興味深かったですね。
エリア内はほぼすべて絵画が販売されておられ一日中いても飽きないくらいの物量がストックされていました。
オリジナリティ豊かな作品から、ゴッホなど有名な海外の複製画がずらり。
さすが世界最大の「油画村」と呼ばれ、ゴッホをはじめとする有名画家の複製画が産業として確立しており、実に世界市場の6割の複製油画が制作されていると言われています。
その中でも、個人的にひときわ目を引いたのが、デビッド・ボウイ。
シルエットだけですぐに分かる彼のアイコニックなヘアスタイルはやはり象徴的。
シルクスクリーンでは何度か見かけたことありましたが、油絵では初めてでした。
しかもこのサイズ感。
グラム・ロックを代表するデビッド・ボウイ。
飾る場所もまだ未定ですが、記念に買って帰りました。笑
そして、帰りの電車。
帰宅ラッシュ時間と重なり、すごい混雑具合でした。
そもそも香港の方たちも中国のほうが圧倒的に物価が安い。ということもあり土日などは買い出しにわざわざ深圳へ来るみたいです。
行きも帰りも、入国審査など大変でしたが、無事に香港に戻ることができました。
次回はマカオ編。お楽しみに。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
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