ベトナム中部に位置する古都ホイアン。前回訪れてから7年が経過し、久しぶりにこの街を訪れる機会を得ました。
ホーチミンからダナンを経由し、ホイアンへと向かう道中、あの懐かしい風景が今も変わらずに残っているのか、あるいは新たな魅力が加わっているのか、期待とともにワクワクしながら向かいました。
ダナンからホイアンへ 〜変化と伝統の共存〜
ホーチミンからダナンへは飛行機で移動し、空港に降り立ちました。ダナンは7年前と比べ、さらなる発展を遂げており、高層ビルやリゾートホテルが立ち並び、国際的な観光都市としての色合いを強めていました。
そこから車で約40分、ホイアンへと向かいます。道中には美しい海岸線が広がり、バイクや車が行き交う様子は以前と変わらぬ風景でした。町の入口に近づくと、黄色い壁の建物が並ぶホイアン独特の街並みが見えてきました。
「変わらない」。その一言が、最初の印象でした。
旧市街の散策 〜日本橋と伝統的な町並み〜
ホイアンの旧市街に入り、まず向かったのは「日本橋(来遠橋)」です。
この橋は17世紀に日本人によって建設され、今もなおホイアンの象徴として存在感を放っています。朱色の屋根と木造の柱が歴史を物語っており、多くの観光客が写真を撮りながら橋を渡っていました。
橋を渡り、旧市街の石畳の道を歩いていると、カフェや雑貨店、伝統的な工房などが立ち並んでいます。至るところにランタンが吊るされ、温かみのある雰囲気を作り出していました。
その中で、革製品の専門店に立ち寄りました。ホイアンはオーダーメイドの革製品が手頃な価格で手に入ることで知られています。店内には美しく仕上げられた靴やバッグが並び、職人たちが手作業で製作している様子を間近で見ることができました。
ホイアンのローカルグルメを味わう
歩き疲れたところで、ホイアン名物の料理を楽しむことにしました。
最初にいただいたのは「コム・ガー(Cơm Gà)」、いわゆるチキンライスです。ターメリックで炊かれたご飯の上に、細かく裂いた鶏肉がたっぷりとのせられ、玉ねぎのシャキシャキとした食感がアクセントになっています。ライムを絞ると爽やかさが増し、暑いベトナムの気候にぴったりの味わいでした。
次に注文したのは「カオ・ラウ(Cao Lầu)」。ホイアン独特の麺料理で、コシのある太麺に甘辛いタレが絡み、分厚いチャーシューや香草が添えられています。井戸水を使った製法が特徴で、他の地域では味わえない特別な料理です。
最後に、サクサクのフランスパンにたっぷりの具材を挟んだ「バインミー」を注文。甘辛いソースとジューシーな肉、フレッシュな野菜が絶妙にマッチし、シンプルながら奥深い味わいでした。
ホイアンのナイトマーケット 〜ランタンが灯る幻想的な街並み〜
日が暮れると、ホイアンの雰囲気は一変します。
ナイトマーケットには無数のランタンが灯され、まるで別世界のような美しさに包まれていました。
市場には、竹籠を担いでフルーツを売る女性の姿があり、マンゴーやドラゴンフルーツを丁寧に並べながら、お客さんと談笑していました。この風景もまた、ホイアンらしさを象徴するものの一つです。
また、カラフルなランタンが所狭しと並ぶ店もあり、どれも手作りの温かみを感じさせる作品ばかりでした。
7年ぶりに訪れたホイアン。変わらぬ伝統的な街並みと、新しい文化が共存していることを実感しました。
この次の記事でもホイアンのナイトクルーズやバンドマンの演奏などを体験し、さらなる魅力を探求する予定です。
この記事を書いた人

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- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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