長浜駅前の新名所「えきまちテラス長浜」も徐々に完成に近づく中・・・
旧:やきとり大吉が新装オープンに伴い店名を変えてオープンされる。
「やきとり重吉」
リニューアルに伴いこの度、ロゴ・名刺・ショップカード・箸袋・看板をデザインさせていただいた。
毛筆で作り出す存在感。
お仕事をさせていただいていくうえでロゴ製作は、特に楽しいクリエイティブのひとつ。
しかし、簡単に見えて本当に難しいいのがこのロゴ制作。
特に毛筆タッチのフォントで表現するにはグラフィックソフトに導入されている(できる)フォントでは引き出しに限界があるので手書きが基本。
また、その店舗や商品の特徴を活かすために意識して、墨の「たまり感」は特に注意して表現する事が必要。
当たり前なことだけどイラストレーターなどではこの雰囲気が出ない。
オーナーさんの想いを自分はどれだけ表現できるのか、これだけ制作ツールの開発が進んでいる時代において、紙に毛筆を落とすというアナログさ。
この「かすれ」「たまり」など筆特有の持つ、どっしりとした重厚感が存在感を引き出す上では重要に成る。
筆をとり、ひとつ、またひとつと下書きを加え数パターン制作。
絶対的な正解はあるはずがないのだけど、とにかく納得がいくまで組み合わせる。
この中からオーナー様の思いを汲み取り「かたち」にしていく作業がたまらなく楽しい。
えきまちテラス長浜内の店と並行して長浜祇園店の「やきとり番吉」も「やきとり重吉」にリニューアルされるので納期はタイトでしたがオーナー様も納得のロゴが完成した。
ところで、この重吉のオーナー山﨑さんはとても気さくで面白い人だ。
魚釣りが結んでくれたご縁。
中国の古い言葉で僕の好きな小説家、開高健が残した言葉がある。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
この言葉通り、僕は物心ついた時から「魚釣り」をしていのだけど本当に幸せだと思っている。
現にこの釣りの動作をしている時は、全てを忘れ無に成れる唯一の時間。
実は、この魚釣りが重吉のオーナーと盛り上がるキッカケになった。
この話が本当に面白い。
オーナーの山﨑さんは初めてお会いした時に聞いたのだけれど昔、東京の大井町でやきとり修行をされていた。
実は山﨑さんも、大の魚釣り好きで、東京湾のスズキ釣りを僕とほぼ同時期にされていた。
当時、僕が住んでいた大田区からも近かったので、「偶然ですね。」からスタートし、話は東京湾の話からはいつの間にか「大井ふ頭」→「魚釣り」の話題に変わり、スズキ釣りの会話で盛り上がってしまう。
「あそこの赤灯の近くは水深が深いから〜」や「〇〇の際を狙って…」と実際にその場で釣りをしたことのある人間にしか分からない会話が成立してしまうのが面白い。(笑)
そんな色々な意味でご縁があり、この度「デザイン」という形で「やきとり重吉」をお手伝いさせていただいた。
オープンまであと少し。完成が本当に楽しみだ。
はっきり言おう。
めちゃ旨です。
オープン日: 4月11日 吉日
やきとり重吉 長浜駅前店
〒526-0057
滋賀県長浜市北船町3-24
1700~24:00 (Lo.23:30)
ご予約やお問い合せはこちらから
TEL 0749−63-4325
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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