ストーリーに歌詞をあてはめるのではなく、歌詞からストーリーを組み立てたような構成の映画。
さて今日は、今年観てきた映画の中で群を抜いて個人的にNo1のHITを果たした映画。
アクロス・ザ・ユニバース
この映画、ビートルズの曲を33曲も流すという豪勢な映画。
ビートルズの曲に乗せて
もちろんオリジナルじゃなく全てカバー曲。(楽曲的にもめちゃクオリティが高かった!!)
ミュージカル調のコミカルな部分もあるんだけれど、寸劇、ミュージカルが苦手だった僕でも難なく見られる(というかグイグイ惹き込まれる)不思議な力を持った映画でした。
何より、ビートルズの歌詞に合わせてストーリーを構成してあるので、今までさんざん口ずさんでいたあの歌が、劇中に日本語歌詞付きで流れるので「あ〜なるほどこの曲はこういう歌詞の意味だったのか」と今になって振り替えれるいいきっかけになったのも事実。
公開されたのは2008年?くらいの少し前の映画ですが、これは本当に名作。
60年代のアメリカで起こった苦悩と夢
LSDなどドラッグカルチャー全盛の60年代アメリカ。イージーライダーなどのアメリカ・ニューシネマの色濃い反映が古い映画をたくさん観てきた僕の心は鷲掴み。(笑)
ベトナム戦争やキング牧師暗殺といったこのBLOGのでも複数回取り上げている時代背景とともに思想と現実社会が交差するシーンはまるで、この60年代を生きている主人公になった気分になれる。
初めてのミュージカル映画は、刺激的だった。
あの頃「ビートルズを聴いていた」「ミュージカル映画が苦手」という方にぜひとも観ていただきたい60年代の匂いプンプンの素晴らしい演出。
ジャニスやヘンドリックスなどのオマージュとも取れる役者の演技も、あの年代の音楽が好きな人には思わずニヤリ。
不思議と10代の多感なあの時期の気持ちに戻れた、懐かしい映画でした。
今年の夏休みの一本に。淡い思い出を添える傑作です。
あの日の面影が幼き自分と重なったので、少年時代の思いを思い返せるこの曲はいかがでしょうか。
“Strawberry Fields Forever”
Jim Sturgess & Joe Anderson
※タップ(クリック)すると曲が流れます。
この記事を書いた人

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