書こう書こうと思っていつつ・・・・一ヶ月近く過ぎてしまったのですが。
トルコ旅中盤の、グランバザール編です。
旧市街は、街全体がユネスコの世界遺産に認定されていて、世界でも指折りの観光地。
もちろんショッピングも楽しく、古くから人々の暮らしを支えてきたショッピングスポット、バザール(市場)。そのかたわらには、ハリウッドのトップセレブに愛されるジュエリーショップもあります。。
まるで、数百年タイムスリップしたかのようなバザールで、ショッピングを楽しむことができます。
ずらりと軒を連ねるお店はトルコにゆかりのあるものばかり、施設全体が100年前のショッピングモールのような佇まいで、訪れる人々を楽しませてくれます。
個人的には昔から大好きだった、現地のビンテージ骨董品店。
数十年前のものから中には数百年前のものまでずらりと並んでいます。
帰国したら、キャンプで使いたいな〜。と思い購入したビンテージのチャイ入れ。
マシンで作る量産型と、完全ハンドメイドでの手打ちのものと分かれており、やはり完全ハンドメイドならではいい意味での「いびつ感」がどストライク!だったので即購入。
ビンテージのビーズを売る店などもあり、終始よだれモノでした。
一軒の店を見終わると、次から次へと誘惑してくるお店の品揃えのチョイスに思わず脱帽。
結局2日間にわたり、バザールを見ることに。笑
そして最後に、こちらも昔から大好きだったトルコ絨毯のお店に入ることに。
自分のトルコ絨毯に対するこだわりや想いを、熱く語っているとオーナーが「わかった。そこまで言うなら普通のお客さんは通さないんだけど、ウチの倉庫に連れて行ってあげる」と行ってVIPパスをゲットした気分で向かった先は…
夥しい数のトルコラグが並ぶストックルーム。
その中でも1800年代のビンテージのものも多数揃えられていました。
デジタル社会が生まれるもっと前に人間の手によって作り出された芸術模様の数々。
機械織りでは絶対に作れない、温かみのある手触りと、天然草木染ならではのぬくもりのある風合い。
職人さんによる卓越した技術から生み出される模様の数々は、ついつい眺めている時間を忘れさせてしまうくらいのパワーが確かにありました。
こんな素敵なストックルームを持っているオーナー、Abidinは7代に渡ってイスタンブールにてこの業界のトップを走り続ける人。本当に感謝したいです。
ふと気になり、「大体一枚織るのにどれくらいの労力がかかるの?」と聞くと、「だいたい2300m×1500mの大きさのラグを作り上げるまで、大人二人で約半年ほどかかる」そうです。
あまりのストーリー性と、弊社の事務所(特にギターエリア)に飾りたいな〜。と思いビンテージのトルコラグを買ってしまいました。笑
何フロアにも渡って保存されている圧倒的なストック量は、イスタンブールでナンバーワンの歴史と実績をもつAbidinの会社ならでは。
ラグ以外にも、トルコランプも豊富に揃えられており、一歩足を踏み入れると、すべての既成概念が吹き飛ばされるくらいのインパクトでした。
これぞ異国の地。感が満載の空間。
あまりの迫力に終始ため息モノでした。
最後はAbidinが「これは絶対に他では食べれない肉料理だからTAKASHIさんぜひ食べていって〜」とごちそうしてくれました。
その後ビジネスの商談を終え、必ず今年中にトルコに帰ってくることを約束してストックルームを後にしました。
新しい挑戦を海を超えた人と一緒にトライできることが、本当に幸せ。
帰りは、ハーブティーやお菓子を食べながらグランバザールに別れを告げます。
トルコのビジネスがあるからとかではなく、僕はこの国の人柄や雰囲気や歴史が大好きになりました。
異国の国には今までも行ったけれど、ここまで、自分のDNAに突き刺さる刺激をもつ国もそう多くないですし、数年後にここを訪れる際もきっと心から「ただいま」と言える気がします。
温かい空気に包まれたトルコ・イスタンブール。
大都市にして、トラディショナルなモノを国民がリスペクトしている姿。刺激を沢山いただきました。
最後にAbidinのストックルームに気ていた、スーパーロングドレッドの紳士と記念に一枚。w
ここまで仕上げるのに10年くらいかかったそうです。
それでは、次回は地中海を望むアンタルヤ編へ。
この記事を書いた人
- 1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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