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次の目的地はインド・バンガロールに決定した。

Written by Takashi Yamanaka

正月、再度2020年のバイブル本だった「テクノロジー思考」を読み返してみた。

そこでわずかこの一年で、紹介する本の通りというか、社会情勢的に見ても確かに記載されているとおりに世の中が動いているという部分をおさらいしながら、このコロナの波が収まったら行きたい国を絞ってみた。

結論から言うともうインドしかない。ということ。笑

何を根拠にって感じかもしれませんが、本を読んでいくとシリコンバレーや深センもとても魅力的に映っていましたが、今、僕の目指すVISONを実現させるのに最速なのはやっぱりインドでした。

というのも、本編とは直接関係はないですが、ソフトバンクの孫さんが以前こんなことを語っていた事を思い出しました。

1900年当時のニューヨーク五番街の道には、馬車が走っていました。

ところが1913年の写真には馬車の姿が消えて、自動車だらけになっているのです。

1908年にT型フォードが発売されたことによる変化です。

その間、わずか13年。

T型。これが意味するのは、つまり量産です。
自動車というものがコモディティ化した結果、「移動」の形態までも変わってしまったのです。

これが実はインドにも起こりつつあります。ここ数年で劇的な変化を遂げたインドを見てみましょう。

インドの頭脳と世界からの投資が集まる「アジアのシリコンバレー」

バンガロールには、オラクル、シスコ、インテル、またアップルなどのシリコンバレー発のテクノロジー企業のインド支社の他、海外からインドに進出している多国籍企業の約75%がオフィスを構えています。

ITスタートアップ企業の創業数は世界第3位の都市で、さらにユニコーン企業(評価額10億ドル=約1000億円のスタートアップ企業)は、2013年以来9社創出されていて、ソフトバンクも投資しているオンライン教育のバイジューズ、 インド版ウーバーのオラ、フードデリバリーのスィギー等で、2019年以降はさらに2社のユニコーン誕生が期待されている。

バンガロールでは、1969年にインドのNASAにあたるISRO(インド宇宙研究機関)が置かれ、民間の航空産業や重工業の発展に寄与しました。

インドのIT産業の黎明期の1980年代前半に、現在のITソフトウェア最大手3社のうちウィプロとインフォシスの2社が創業され、同時期に発効されたソフトウェア事業を海外展開しやすくする法律も後押しとなり、バンガロールでIT産業が萌芽した経緯がある。さらに、2008年に新空港がオープンして人の往来もより盛んになったそうです。

そして、インドで最難関の工科大学をはじめとした大学と企業が連携し、政府やインドIT協会がスタートアップ企業をサポートするインキュベーション施設を作り、投資しやすく人材が集まりやすい環境が作られてきました。

技術系の企業だけでなく多業種の外資系企業が研究所を開設し、スタートアップが次々とアイデアを形にして市場で頭角を現し始めたのもちょうどこの頃です。

インドのIT産業が急速に発展した3つの理由

1.地理上の特性
インドとアメリカ西海岸では約12時間の時差があります。このため、アメリカ企業が終業時刻前にインドに業務を発注すると、アメリカでは翌朝の出社時刻には依頼内容が完成しているというわけです。

※日本×カンボジア(ベトナム)とのコアタイムが被る、とは全く逆の考え方。(フローがより明確になってないとデッドタイムが生じるネックがあります)

2.数学を中心とした教育の充実
インドは「0(ゼロ)」を発見した国であり、数学への適正が高いと言われています。インドがイギリスから独立した後、インド政府は数学に力を入れて教育を施したため、数学能力の高い人が多いとされています。

3.身分制度から逸脱した職業
インドでは独特の文化から厳しいカースト制度が残っています。身分によって従事できる職業が異なるほどです。しかしITは新しい産業であり、従来の文化から逸脱したものとしてどのような身分の人であっても努力して従事できるとされています。つまり、低い身分の人であっても安定した職に就ける大きなチャンスでもあるのです。

バンガロールはどこへ向かうのか

バンガロールの人口は2011年の約850万から2017年は約1235万に増え、人口密度は東京都とほぼ同じ6000人/㎢と推定されている。世界経済フォーラムによると、バンガロールは2035年までのGDP伸び率が世界で第3番目に高い都市。それを支えているのはIT産業だけではないのです。

製造業の拠点でもあり、日本からはトヨタ、ホンダ(二輪)、YKK、日清などの工場があり、他企業の工場は重工業、機械、繊維、食品加工など多岐に渡ります。

バンガロールといえば、無機質で人工的な、あるいはインドのイメージとしてある雑然とした街を想像するかもしれませんが、実際は「インドの庭園都市」と言われてきたように、緑が多く南国の自然の豊かさがありました。(Google Earthでcheck済み)

現代美術館や様々なアートギャラリー、歴史的な建築物、1400の寺院や400の教会を擁している、約500年前に近代都市が作られた場所。近年ではモノづくり産業に関連して工業やグラフィックのデザインも盛んという街。

それでいて、日本とは比較にならないほどキャッシュレス化が進んだバンガロールでは、外資系企業の誘致に注力した結果、先述した日米大手企業以外にも、アイビーエム、デル、インテル、レノボなどのICT関連企業が拠点を構えるようになりました。さらにそれに付随して小売業や金融業など、多くのビジネスが関わるようになりつつあります。

世界の先端企業が集うようになったため、バンガロールでビジネスを展開していると、自然と数年先のITトレンドを先取りできるようになると言われています。

例えば、日本では仮想通貨の登場に伴って3~4年前から周知されるようになってきたブロックチェーン技術が、バンガロールではそれよりも数年早く、さまざまなプロジェクトに取り入れられていたのです。

冒頭にも述べた通り、シリコンバレーや深センも現地に行って視察してみたいですが、優先順位でいくとあらゆるデータを見る限り、スタートアップ企業の斬新さや人材リソースを確保するという分野においてはインド「バンガロール」が最優先視察都市だと結論付けました。

もう今からワクワクが止まりません。

もちろんSitar(シタール)も弾きたいですしね。

 

 

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