広がるアメリカの景色に思いを馳せる旅の序章

2025.03.16

2024年最後の旅はアメリカ本土、カリフォリニア横断です。今回は例年のごとく年を跨いで、新年はアメリカで年を越すべく3週間のアメリカ滞在です。

計画はロス→サンタバーバラ→サンフランシスコ→ラスベガス→サンディエゴ→ロスへ戻ってセントルイスまでフライトという経路。

羽田空港のラウンジで、飛行機の離着陸を見下ろしながら、静かに最後の日本食を味わいました。

トレイに並ぶのは、から揚げにたっぷりとマヨネーズがかかった一品、焼きそば、たいやき、そしてみつ豆に白玉。

まるで、日本のB級グルメをぎゅっと詰め込んだようなラインナップでした。

そして、それらを流し込むのは、アサヒスーパードライの生ビール。どれもこれも、次に口にするのがいつになるかわからない「日本の味」でした。

たいやきの尻尾をかじりながら、「これが本当に最後の日本の味になるかもしれない」と思うと、感慨深かったです。

機内での予想外の試練

さて、搭乗ゲートに向かい、パスポートを握りしめながら、アメリカ横断の旅が本当に始まることを実感。

ロサンゼルス行きの便に乗り込み、シートベルトを締めた瞬間、じんわりと体が熱を持ち始めました。

「まさか……」

嫌な予感は的中。

離陸から6時間後、38.4度の熱。機内の乾燥した空気と相まって、全身が重く感じました。

インフルエンザの疑いが濃厚なまま、ひたすら耐えるしかございませんでした。CAの方に冷えピタをいただき、体を横にしました。

「このままL.A.に着いたら、アメリカ横断どころかホテルのベッドでダウンか……?」

そんな不安を抱えつつ、8時間のフライトが続きました。

ロサンゼルス到着、霧雨に包まれた西海岸

LAX到着後、イミグレをくぐり無事に上陸。

LAXに降り立った瞬間、西海岸のカラッとした青空を期待していましたが、出迎えたのはしっとりとした霧雨でした。

南カリフォルニアの太陽は、この日、休暇を取っていたよう。こんな天気もある意味レアです。

レンタカーを借りて、まず向かったのはマンハッタンビーチ。

サーファーやジョギングを楽しむ人々の姿が、霧の中にぼんやりと浮かんでいました。湿気を帯びた海風が、肌に心地よくまとわりつきます。

「カリフォルニアといえば、やはり青空と乾いた空気のはすが……」

そう思いつつも、これはこれで幻想的な雰囲気があって悪くはないですね。ビーチ沿いのベンチに腰掛け、しばらく波の音に耳を傾けました。

アビエターネーションで感じる西海岸のトレンド

マンハッタンビーチには、サーフカルチャーを取り入れたおしゃれなアパレルショップが軒を連ねています。その中でも特に目を引いたのが「Aviator Nation(アビエターネーション)」。

こちらは、70年代のヴィンテージ風デザインを取り入れたカジュアルウェアのブランドで、L.A.の若者たちに大人気です。店内にはカラフルなスウェットやTシャツが並び、どれも「いかにも西海岸!」という雰囲気。

In-N-Out Burgerでアメリカを味わう

マンハッタンビーチを後にし、お腹も空いてきたため「In-N-Out Burger」へ向かいました。カリフォルニアの旅では、こちらを食べなければ始まりません。

店内は満席。地元の方々や観光客で賑わいを見せておりました。迷うことなく、ダブルダブルバーガーのコンボを注文いたしました。

パティのジューシーさと、とろけるチーズ、特製ソースの絡みが絶妙なハーモニーを奏でます。ポテトの塩気と、キンキンに冷えたドリンクが、旅の疲れを一気に吹き飛ばしてくれるよう。

「これこそ、アメリカの味!」

熱も少し落ち着き、ようやく本格的に旅が始まった実感が湧いてきました。

この日の夕方、metaで働く友人のマーセルと会いました。

カリフォルニアに住む彼は、「これ、めちゃくちゃ美味しいから食べてみなよ」と、シナボンを手渡してくれました。

ふわふわのシナモンロールに、たっぷりとかかったクリームチーズのアイシング。

ほんのり温かく、甘さが口いっぱいに広がります。インフルエンザ気味の体には少し重かったものの、この一口で疲れが吹き飛ぶようでした。

ビバリーヒルズのクリスマスイルミネーション

夜はビバリーヒルズへ。クリスマスイブの夜ということもあり、街はまばゆい光に包まれておりました。

ロデオドライブには、ツリーや雪の結晶をモチーフにしたイルミネーションが飾られ、高級ブティックのウィンドウも華やかに彩られております。

煌びやかな街並みは、クリスマスイルミネーションに彩られ、まるで映画のワンシーンのよう。

高級ブティックが立ち並ぶロデオドライブを歩くと、通りにはホリデーショッピングを楽しむ人々が行き交っていました。

豪華なホテルやレストランがライトアップされ、まるで夢の中にいるような感覚。カリフォルニアの夜風が心地よく、少しずつ体調も回復してきた気がしました。

こうして、カリフォルニア横断の旅は、ドラマチックな幕開けを迎えました。

静かなハリウッド、朝食を求めて

次の日はハリウッドへ向かいました。

ロサンゼルスに来たからには、一度は訪れたいエリアです。

しかし、この日は12月25日。そう、クリスマスでした。街は賑わっているかと思いきや、意外にも人の姿はまばらで、開いている飲食店もほとんどありませんでした。

朝食を求めて歩いていると、目の前に「Denny’s(デニーズ)」の看板が現れました。

アメリカといえばデニーズ、日本のファミレスとはまた違った魅力があります。せっかくなので入ってみることにしました。

パンケーキ、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージが豪快に盛り付けられています。コーヒーを片手に朝のハリウッドの景色を眺めながら、ゆっくりと食事を楽しみました。ただし、値段は約4500円。笑

円安の影響を肌で感じる瞬間でした。

チャイニーズシアターとハリウッドの喧騒

朝食後はハリウッド・ブルバードへ向かいました。ここには、あの有名な「チャイニーズシアター」があります。

チャイニーズシアターは、1927年にオープンした映画館で、数々の映画のプレミア上映が行われてきた場所です。

建物自体が中国風のデザインで、入口前には、歴代のハリウッドスターたちの手形や足形が刻まれており、多くの観光客が記念撮影をしていました。

このエリアは昼過ぎになると一気に賑やかになり、ストリートパフォーマーや映画のキャラクターに扮した人々が集まります。まさに「ハリウッドらしい」光景が広がっていました。

老舗のローストビーフサンドを堪能

歩き回っていると、次第にお腹が空いてきました。そこで向かったのが、ロサンゼルスの老舗サンドイッチ店「Philippe The Original(フィリップ・ザ・オリジナル)」です。

この店は100年以上の歴史を誇る名店で、特に「フレンチディップサンドイッチ」が有名です。

ローストビーフをたっぷり挟んだサンドイッチを、特製のグレービーソースにつけて食べるスタイルで、一口食べると肉の旨味がジュワッと広がります。

シンプルながら、しっかりとした味わいで、大満足の一品でした。

カウンターで注文するスタイルで、地元の人々に混じってランチを楽しみました。店内にはネオンサインが輝き、アメリカのクラシックなダイナーの雰囲気が漂っていました。

クリスマスのロサンゼルスを歩く

食事を終え、再びハリウッドの街を歩きました。夜になると、街の雰囲気はまた変わります。

ロサンゼルスのリトル・トーキョーに立ち寄ると、広島風お好み焼きの店「CHINCHIKURIN」の前に、大谷翔平選手の巨大な壁画が描かれていました。アメリカでも彼の人気は絶大で、多くの人が写真を撮っていました。

こうして、クリスマスのロサンゼルスは過ぎていきました。

静かな朝から始まり、賑やかなハリウッド、そして歴史あるサンドイッチ店での食事。移り変わる景色とともに、この街の多様な魅力を感じる一日となりました。

最後に珍しく日本食が食べたくなり、カツカレーと何故かこちらも食べたくなった「ポキ丼」のハーフサイズをオーダー。笑

翌日は、アパレルのメインストリーム。メルローズへ。

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

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