企業も人も現状維持を選んだ瞬間に衰退する。

2017.06.08

先日、ある人と話をしていて頭の中で色々思ったので綴っておきたいと思う。

昔、東京湾でハマってたスズキ釣り。ある日、面白い発見があった。

スズキという魚は出世魚で、セイゴ→フッコ→スズキの順で成魚になっていく。

回遊魚のスズキは湾内や外海を行き来し、防波堤など人工的に作られた箇所に一時的にステイし餌となる小魚を身を隠しながら捕食する。そしてまた集団で次の場所へと回遊していく。しかしその中には、ずっとその場に留まる個体がいる。

俗に言う「居付きの魚」というやつだ。特徴として身体が全体的に黒く少しやせ細っている。ずっとそこにステイして、近くに来た小魚だけを食べる。自らエサを追って外海には出ない。

居付きの魚が不味いように。

ある日釣ってきた、居付きのスズキと外海で釣れたスズキを食べ比べた事があったけど、これが驚くほど違いがあった。調理法は同じ。

身の違いが一口で分かるほど外海のスズキの方が美味だった。

一方、居付きのスズキは身のパサパサ感があり、淡白すぎて味気がない。

で、何がいいたいかというと

人も魚も同じ。外海に出てガンガン動かないと身体はやはり、衰退していく。

人間で例えると、なにも肉体的に動き回れという訳でない。頭は自由だ。新しい発見を何かモノづくりのヒントにしたり、人と会って沢山刺激を受けたり。挑戦したことのない何かにチャレンジしたり。

企業も去年と売上高が同じで良いはずが無い。

だから今のままでいいや。は無し。

会社単位でも個人でも目標を達成する時、目標にもよるがほとんどの場合、努力しないと達成できない。

以前にも似たような事を書いたけど、どんなに優秀でも努力している人にはかなわない。
そして、どんなに努力している人でも楽しんでる人にはかなわない。

なぜなら、人は「努力をした」という自覚があればあるほど自然と見返りを求めてしまうからだ。

「あんなに頑張って努力したからきっと大丈夫」が

「あんなに努力したのにうまく行かなかった」なんて思ってしまうのは不幸の始まり。

努力は報われるは嘘。

そもそも、努力は残念ながら裏切るのだ。どんなに努力をしても、苦しい思いをしても、頑張っても現実として報われないことは多々ある。

よく昔から「努力は報われる。」と人は言う。

そう、まるでおまじないのように。
しかし残念ながら結果論だけで見たときにそれは必ずしもそうとは限らない。

スポーツがいい例。
競技であれば必ず「勝ち」「負け」があるし、こちらがどんなに練習をしていたって、技量はほぼ同じでも相手の方がメンタル面、身体のコンディションなどが勝ってれば、負ける時だってある。

でも、ひとつはっきり言えることがある。

それは「怠惰だけは裏切らない」ということ。

これはサボった分はしっかりとキレイに自分に帰ってくるから結局、僕らはやるべきことを「いかに楽しくやるか」ということに心血を注ぐしか無いんだと思う。

もし、やるべき事をしっかりやっている(努力している)のにうまくいかない場合はやるべきこと(努力)の方向性が間違っているのかもしれない。

失敗しても目標に向かって何度も挑む姿勢というのはメンタル部分がかなりタフじゃないとやり通せないことが多いと思う。

でもあきらめずに挑戦し続けたい。

挑戦している限り「失敗」はあっても

「衰退」はないだろう。

 

この記事を書いた人

TAKASHI YAMANAKA
TAKASHI YAMANAKA代表取締役
1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
最近気になるのはChatGPT OpenAi関連… 生成Aiにはどう頑張っても勝てないのでもう考えることを辞めましたw
▪趣味:旅行 ギター 読書 キャンプ 釣りとか…
7年前に始めたBLOGも600記事を超えました。
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TAKASHI YAMANAKA

CEO

1985.11.09 滋賀⇄東京⇄滋賀
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